棋聖戦 五番勝負 第2局、藤井聡太棋聖と佐々木大地七段の対局です。
第1局は、先手の藤井棋聖が得意の角換わり腰掛銀に誘導しました。しかし大地七段の60手3筋突きから、藤井棋聖がリードしながらも悩み続ける展開へ。しかし最後は抜群の終盤力で藤井棋聖が勝ちました。
さて、第2局は大地七段の先手、羽生九段・渡辺九段・永瀬王座を撃破した先手 相掛かりがあります。
大地七段はしっかりと準備した作戦で、藤井棋聖を苦しめるかもしれません。しかし問題は終盤です。
藤井棋聖は、例え勝率1%まで追い詰められたとしても、勝負できる形である限り、勝負を仕掛けてくるでしょう。しかも他の棋士が10分かけて考えるようなトラップを、1分将棋で仕掛けてきます。もし自分も1分将棋だったら、解読するのは困難でしょう。残り時間が1時間あっても、解読の為に時間を削られてしまいます。
藤井棋聖に勝つ為には、藤井棋聖が勝負できない形に持って行き、勝負すること自体を諦めさせないと難しいように思います。果たして大地七段は、そこまで持って行けるでしょうか。
両棋士の対戦成績は、藤井棋聖の3勝2敗です。しかし大地七段の先手に限ると、大地七段の2勝1敗です。但し最後の勝利が4年前と、データが古いのです。
速報ニュース (1手毎の形勢ライブはこの下)
大地七段が勝って、1-1 のタイとしました。
大地七段は、終盤の1分将棋で藤井棋聖に競り勝つ大殊勲です!!!
藤井棋聖は3日前の王座戦で力を消耗していたでしょうか。中2日は、きつかったでしょうか。藤井棋聖らしくない、最終盤で何度も緩手を指す姿は、初めて見たように思います。
棋聖戦 五番勝負 2023 | |||||
3 | 藤井聡太 棋聖 | 佐々木大地 七段 | 1 | ||
第1局 6/5(月) | 〇 | 角換わり腰掛銀 113手 | ● | ベトナム ダナン 三日月 | |
第2局 6/23(金) | ● | 相掛かり 111手 | 〇 | 兵庫県 洲本市 ホテル ニューアワジ | |
第3局 7/3(月) | 〇 | 角換わり腰掛銀 107手 | ● | 静岡県 沼津御用邸 東附属邸 第1学問所 | |
第4局 7/18(火) | 〇 | 相掛かり 84手 | ● | 新潟市 髙志の宿 髙島屋 | |
第5局 8/1(火) | 名古屋市 亀岳林 万松寺 | ||||
先手 | 後手 |
棋聖戦 五番勝負は、
・持ち時間 4時間
・開始:9時
・昼食休憩:12:00-13:00
・終局見込み:18時から20時辺り
形勢ライブ 自動更新 終了
後手△藤井棋聖 先手▲大地七段
公式 棋譜速報
大地七段、おめでとうございます
藤井棋聖、お疲れさまでした
△投了 19:20
111手 99% ▲香打

110手 99% △銀打 ai23玉
109手 94% ▲飛打
108手 94% △2突 ai12玉
何と、終盤で藤井棋聖に競り勝った大地七段

107手 58% ▲歩合
106手 58% △角打
105手 58% ▲龍払
104手 58% △同銀 0:01
両者1分将棋
103手 58% ▲角打
102手 58% △龍寄 ai73桂打
!
101手 14% ▲玉上
100手 14% △玉叩 ai75銀打
99手 9% ▲桂打 ai52金

98手 37% △龍寄
97手 37% ▲龍上 0:01 ai71龍
1分将棋になった大地七段
96手 41% △銀引
95手 41% ▲玉上
94手 41% △馬払
93手 41% ▲飛成
さあ、逃げられるか?

92手 41% △銀打
91手 41% ▲馬引
90手 41% △玉左
89手 40% ▲金打
88手 41% △玉左
87手 41% ▲銀打
86手 41% △同玉
85手 41% ▲同銀成
84手 41% △同金
83手 41% ▲頭銀
82手 41% △玉下
81手 41% ▲銀打 13/0:02
80手 41% △歩合 0:03
▲51馬 △同玉 ▲76飛成で
先手玉が上部脱出できそうですが、
△59角打で阻まれてしまいます
73手は、もしかしてこの誤算?

79手 41% ▲飛打 0:15
78手 41% △同金
77手 41% ▲桂成 0:18
76手 41% △角成
上部封鎖
75手 41% ▲玉左
74手 41% △金打
73手 41% ▲歩打 0:20 ai48銀打
歩と銀で大違い
銀なら上部脱出できたのですが

72手 74% △龍下
71手 74% ▲玉直 0:22
70手 74% △角打 ai75歩打
そちらには逃がさない
69手 69% ▲桂跳
上部逃走路確保
68手 69% △同飛成
67手 68% ▲同金 9/0:26
66手 68% △飛打 ai88歩成
藤井棋聖は、より心理的圧力がある手を
選んでいるのでしょうか
ただ双方とも自玉上方に大駒成らせて
入玉チャンスが得やすいように

65手 62% ▲同玉
64手 62% △銀突 18/0:04 ai88歩成
63手 59% ▲馬下 33/0:35
大地ファン、ほっと一息
後手の寄せが続きますが、
先手は逃げ切れば勝利が見えてきそう
しかし脅威の終盤力の藤井棋聖の寄せ
62手 59% △銀打
次は▲73馬の1手のようですが、
難解局面なので果たして?
残り時間が40分を切った大地七段

61手 58% ▲同歩
60手 58% △成銀寄
59手 57% ▲馬寄 3
58手 57% △銀成 0:22
AI揺れる難解局面
57手 57% ▲飛5 13/1:11 ai18飛
56手 61% △銀突 18/0:23 ai57銀成
引き続き、勝率は先手有利ですが、
読み筋は際どい攻め合い
AIは後手の厳しい攻めをかわし切れる
手順がある、と読んでいる模様

55手 54% ▲馬寄 14/1:24 ai36歩
!なんと見えているはずの飛車を取る手を
指さずに、ひねった大地七段
54手 59% △飛3 0:41
飛香交換の覚悟を決めた藤井棋聖
3日前の王座戦に似て、
物量の先手、速攻の後手みたいな方向性
53手 59% ▲銀引
52手 59% △同飛
51手 59% ▲飛叩 1
50手 59% △銀突 ai66銀
勝率は先手有利ですが、
読み筋は際どい攻め合い

49手 53% ▲角成
48手 53% △右桂 0:42
47手 53% ▲角打
46手 53% △飛4 8/0:43
45手 53% ▲飛叩 2
後手は△44飛の1手の模様、対する先手は
▲82角打からポイントを稼ぐでしょうか
一方後手は銀の突進で対抗できるか

44手 53% △銀上 56/0:51
43手 52% ▲銀引 13/1:41 ai75歩
3歩手持ちにしたところで一旦引く大地七段
相手の時間を削る(読み直させる)手の
応酬になっているのでしょうか
残り1時間を切った藤井棋聖
42手 54% △飛浮 5/1:47
41手 53% ▲銀突 59/1:54
40手 53% △銀出 35/1:52 ai73桂
守備銀を繰り出す藤井棋聖。
次は▲74銀と決めていたと思いますが、
このまま行って良いか読み直す大地七段
50分以上、考え中
39手 52% ▲銀出 39/2:53
3日前の村田システムみたいに
AI読み筋は見たことない形へ
相掛かりと言うより力戦でしょうか
昼食休憩
38手 52% △金上 19/2:27 ai73桂
藤井棋聖が△73桂を指さないので、
作戦が狂ったのでしょうか?
30分以上、考え中の大地七段
ここで昼食休憩に

37手 51% ▲1筋 24/3:32
24分かけましたが、最善手
想定外だったのか、
思い出すのに時間がかかったのか
36手 51% △玉左 47/2:46 ai73桂
47分考えて、自然な△73桂ではなく
玉を寄った藤井棋聖
大地七段の作戦を外せるでしょうか
今度は大地七段が盤上没我
35手 50% ▲左桂
まだ4分しか使っていない大地七段
AI読み筋では、先手が8筋垂歩放置のまま
左側に攻め込んでいます
40分以上、考え中の藤井棋聖

34手 51% △矢倉銀 14/3:33
33手 51% ▲7筋
ここで角道、さすがにここまでくると
藤井棋聖が知らない形では
32手 51% △銀上
31手 51% ▲同歩
30手 51% △角交換 1
角道閉じたまま角交換
29手 51% ▲角引
28手 51% △7突 7/3:48
27手 50% ▲腰掛銀 1
どこで相手の研究を外してくるか
26手 50% △角道 3
この辺りは互いに研究済みでしょう
25手 50% ▲角出
8筋に垂歩を打たせて、角を出た大地七段

24手 51% △飛引
23手 51% ▲端角
22手 51% △8垂 1
21手 51% ▲銀上
この4筋銀上がりで、前例が無くなる模様
20手 51% △同飛
19手 51% ▲同歩
18手 51% △8突
17手 51% ▲飛引
16手 51% △謝歩
15手 51% ▲同飛
14手 51% △同歩
13手 51% ▲2突 1
12手 51% △9筋
11手 51% ▲4筋 1
10手 51% △中住 1
9手 51% ▲9筋
8手 51% △銀直
7手 51% ▲銀直
6手 51% △金上
相掛かり
5手 51% ▲金上 1
記者退席の1分
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます!