ふわりと将棋

10.28(火) 王座戦 第5局 藤井聡太 伊藤匠 9時~棋譜速報

王座戦 五番勝負 第5局、藤井聡太王座と伊藤匠叡王の対局、AI形勢判断付き棋譜速報ライブです。

両棋士の対戦成績は、藤井王座の 14-5 です。

14勝藤井聡太(23)      伊藤匠(23)5勝
先〇‘25.10.7 王座戦4 雁木 99手後●
後●‘25.9.30 王座戦3 相掛かり103手先〇
先●‘25.9.18 王座戦2 角換わり116手後〇
後〇‘25.9.4 王座戦1 雁木 66手先●
先●‘24.6.20 叡王戦5 角換わり 156手後〇
後〇‘24.5.31 叡王戦4 角換わり 132手先●
先●‘24.5.2 叡王戦3 角換わり 146手後〇
後●‘24.4.20 叡王戦2 角換わり 87手先〇
先〇‘24.4.7 叡王戦1 角換わり 107手後●
後〇‘24.3.17 棋王戦4 相掛かり 114手先●
先〇‘24.3.3 棋王戦3 角換わり 105手後●
後〇‘24.2.24 棋王戦2 角換わり 94手先●
先 持‘24.2.4 棋王戦1 角換わり 129手後 持
先〇‘24.2.4 NHK4R 角換わり 93手後●
先〇‘23.11.10 竜王戦4 角換わり129手後●
後〇‘23.10.25 竜王戦3 相掛かり 96手先●
先〇‘23.10.17 竜王戦2 角換わり107手後●
後〇‘23.10.17 竜王戦1 相掛かり 82手先●
先〇‘22.11.29 棋王戦敗 角換わり135手後●
後〇‘22.9.11 NHK2R 相掛かり 116手先●

第4局は角換わり模様の出だしから、後手の伊藤叡王が意表の△44角。力戦調になるかと思いましたが、先手の藤井王座は雁木に組みました。その後難解局面となりましたが、徐々にリードを築いた藤井王座がそのまま勝ちました。

藤井’24叡王戦伊藤_藤井’25王座戦伊藤
先〇角換わり後●第1局後〇雁木先●
後●角換わり先〇第2局先●角換わり後〇
先●角換わり後〇第3局後●相掛かり先〇
後〇角換わり先●第4局先〇雁木後●
先●角換わり後〇第5局

これで第4局まで、昨年の叡王戦と同じ勝敗の進行となりました。
そしてこの第5局、これも昨年の叡王戦と同じ甲府市の常磐ホテルでの開催です。藤井八冠が唯一タイトルを奪われた場所です。藤井聡太ファンにとっては、悪夢が蘇るかもしれません。

伊藤叡王は、元々は序盤中盤の強さで勝利を重ねる棋士でした。先にリードを奪い、そのまま勝ち切るスタイルの将棋でした。それが大きく変わったように思われます。即ち劣勢で終盤に突入しても、終盤力の強さで逆転勝ちする将棋です。藤井王座が得意とする形です。そうなったキッカケは、昨年の叡王戦 第5局のように思われます。
その対局では、藤井叡王(当時)がリードしたまま終盤に突入し、そのまま防衛を決めるかと思われました。しかし伊藤七段(当時)が驚異的な終盤力を発揮して逆転勝ちしたのでした。それ以後の伊藤叡王は、勝率こそ以前より下がりましたが、逆転勝ちする将棋を着実に増やしてきたように思われます。

勿論、勝負はやってみなければ分かりません。例え勝敗進行が同じでも、例え開催地が同じでも。しかし、これが藤井七冠にとって33回目となるタイトル戦で、最終局に臨むのは、たったの3回目です。そのうち1回は豊島九段、そして2回が伊藤叡王です。

ともすれば簡単に防衛を決めてしまう藤井七冠に対して、これだけタイトル戦を盛り上げてくれる伊藤叡王。第5局もしっかりと盛り上げてくれるでしょうか。あるいは藤井王座が苦しみながらも3連覇を決めるでしょうか。

今日の結果

伊藤叡王が勝って 3-2 とし、奪取しました。
伊藤王座、そして伊藤二冠の誕生です。

王座戦 五番勝負 2025
藤井聡太
王座
伊藤 匠
叡王
第1局
9.4(木)
雁木
19時13分 66手
シンガポール
アマラ
サンクチュアリ
セントーサ
第2局
9.18(木)
角換わり
20時48分 116手
神戸市
ホテル
オークラ
第3局
9.30(火)
相掛かり
20時6分 103手
名古屋市
マリオット
アソシア
ホテル
第4局
10.7(火)
雁木
20時3分 99手
神奈川県
秦野市
元湯陣屋
第5局
10.28(火)
相掛かり
20時34分 97手
甲府市
常磐
ホテル
先手 後手

王座戦 五番勝負は、
・持ち時間:5時間 チェスクロック
      残り0:00から1分将棋
・開始:9時
・昼食休憩:12:10~13:00
・夕食休憩:17:00~17:30
・終局見込み:20時-21時辺り

棋譜速報 自動更新 終了
後手△藤井王座 先手▲伊藤叡王

伊藤叡王、おめでとうございます
藤井王座、お疲れさまでした

△投了 20時34分
97手 ▲勝14手 ▲61金
 △4一玉 ▲4二香打 △同玉 ▲7二龍
 △5二金 ▲同龍 △同玉 ▲6二金打
 △5三玉 ▲6五桂 △4四玉 ▲5六桂打
 △5五玉 ▲4六金打 まで

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

96手 ▲勝15手 △68桂成 ai97香成
95手 94% ▲33歩
94手 94% △95香
93手 93% ▲88玉
92手 93% △69銀

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

91手 92% ▲73歩成
90手 92% △72金
89手 91% ▲同銀
88手 91% △57桂成
87手 88% ▲81龍 0:00
 両者1分将棋に
86手 91% △45桂
85手 88% ▲23飛成 0:01
84手 88% △59角 ai83歩 18/0:00
 1分将棋になった藤井王座
83手 83% ▲57銀上 ai65桂 0:06
 後手の攻めを切らす作戦の伊藤叡王
82手 89% △53金
81手 89% ▲同玉
80手 89% △78と ai53金 0:19
79手 82% ▲同銀 0:14
78手 84% △68香 ai79と 0:20
 先手勝勢、寄せ合いで先手が速い
 のですが、際どさもありそうです
 一瞬の油断で逆転するかもしれません

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

77手 77% ▲69玉
76手 77% △56桂 0:21
75手 76% ▲53歩 0:24
74手 76% △同金
73手 75% ▲同歩成
72手 75% △同金寄 0:23
71手 75% ▲52銀 27/0:25
 寄せに行く伊藤叡王
 後手も反撃のチャンスがあり、寄せ合いへ
70手 75% △42金 ai56桂
 先手優勢、攻め合いで先手が速い

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

69手 59% ▲同飛成
68手 59% △84銀 28/0:30
67手 59% ▲74歩 0:53
66手 60% △71歩
65手 60% ▲81飛 10/0:57
 二人とも残り1時間を切りました
64手 60% △73銀 ai81銀 26/0:59
 先手有利、AI読み筋は、際どい寄せ合い
 二人とも△78と では先手勝ち
 と読んでいる模様
 終盤が特別強い二人の異次元の戦い

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

63手 56% ▲84桂 11/1:07
 人間には指しにくいAI最善手。この手が
 指せるのは藤井王座と伊藤叡王だけでは
62手 56% △88と
 ▲角と△飛の交換に
61手 56% ▲76金
60手 56% △97歩成
59手 56% ▲66金 7/1:18
58手 57% △51玉 24/1:26

  ーー 夜戦 開始 ーー

残り時間 △藤井王座 1:26 ▲伊藤叡王 1:25

 午後
藤井王座は9筋攻め。飛車を繰り出して一気の寄せの様相でしたが、寄せ切るには一枚足らない模様。作戦を変更して、桂の成り捨てから香取りへ。そこで中央から反撃に出た伊藤叡王。AI読み筋は、激しい攻め合いへ。

  ーー 午後 終了 ーー

57手 57% ▲53歩 9/1:25
 AI読み筋は、激しい攻め合いへ
 ここで夕食休憩

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

56手 57% △同歩 5/1:50
55手 57% ▲54歩 74/1:34
 74分考えて、中央から反撃する伊藤叡王
54手 57% △96歩 7/1:56
 AI読み筋は、中段の攻め合いから終盤へ
53手 56% ▲同金 4/2:48
52手 56% △57桂成 ai77同飛成 26/2:03
 26分考えて、作戦を変更した藤井王座

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

51手 50% ▲77桂 1
 AI読み筋通りの進行ですが、飛車を切るか
 どうか考え中の藤井王座。AI読み筋は、
 飛車切から後手の攻めが続き、先手玉を
 追い詰めますが、あと一枚足りない模様
50手 51% △76飛
49手 51% ▲87歩 2
48手 52% △同飛 5/2:30
47手 52% ▲同歩
46手 52% △86歩
45手 52% ▲同香 67/2:55
 67分考えて受け切る覚悟を決めた伊藤叡王
44手 52% △97歩 42/2:36
 42分考えて、9筋攻める藤井王座
 AI読み筋は、後手は△飛桂と▲金桂の
 強硬策の交換からの攻め筋へ
 攻めが決まれば藤井王座ペース、
 受け切れば伊藤叡王ペースへ

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王


  ーー 午後 開始 ーー

残り時間 △藤井王座 2:48 ▲伊藤叡王 4:03

 午前中
最終局は相掛かりへと進みました。互いに飛先歩交換から、浮き飛車対決へ。両桂を上がった藤井王座は、長考の末に中央突破を目指します。藤井王座が先に攻めて、伊藤叡王が受け切れるか、あるいはカウンターの将棋になりそうです。
第3局では伊藤叡王の先手で相掛かりに進んだところまでは本局と同じです。しかし引き飛車から先に攻めた伊藤叡王に対して藤井王座がカウンターで反撃。違う流れの将棋でした。

  ーー 午前 終了 ーー

43手 50% ▲58金 32/4:03
 32分考えて、中央突破に備えた伊藤叡王
 これによってAI読み筋は、後手の目標が
 中央から左側へと移った模様
 再び時間を使う藤井王座、ここで昼食休憩

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

42手 50% △65桂
 中央突破へと進む藤井王座
41手 50% ▲同歩
40手 50% △95歩 66/3:19
 66分考えて攻撃を決行した藤井王座
39手 50% ▲46銀 8/4:36
 右銀を繰り出した伊藤叡王
 ここで時間を使う藤井王座、▲95歩から
 両桂成り込みの中央突破を検討中でしょうか

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

38手 50% △73桂 10/4:25
 両桂を上がった藤井王座
37手 50% ▲37銀 3
 互いに駆け引き将棋に
36手 51% △33桂 3
 駆け引きに出た藤井王座
35手 50% ▲26飛
 歩を打たせて飛を戻った伊藤叡王
34手 50% △85歩 6/4:39
 ある程度は想定内の藤井王座
33手 50% ▲86飛
 飛車をぶつけた伊藤叡王
 これが今日の作戦でしょうか

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

32手 50% △35歩
 ここまでは互いの予想内で進めた感あり
31手 50% ▲同歩 1
 ここで前例消滅
30手 50% △75歩 1
 互いに仕掛けました、前例は1局
29手 50% ▲35歩
28手 51% △74歩 2
27手 51% ▲36歩
26手 51% △84飛
25手 50% ▲87歩
24手 50% △34歩 3
23手 50% ▲26飛 1
22手 50% △23歩
21手 50% ▲同飛
20手 50% △同歩
 互いに飛先歩交換、前例は数局に

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

19手 50% ▲24歩
18手 50% △同飛
17手 50% ▲同歩
16手 50% △86歩 1
15手 50% ▲76歩 1
 まだ大量の前例がありますが、
 お互い慎重に時間を使います
14手 51% △52玉 1
13手 51% ▲68玉 1
12手 51% △94歩 2
11手 51% ▲16歩 2
10手 51% △14歩 1

後手△藤井王座      先手▲伊藤叡王

9手 51% ▲96歩
8手 51% △72銀
7手 51% ▲38銀
6手 51% △32金
 相掛かり
5手 51% ▲78金 1
4手 51% △85歩
3手 51% ▲25歩
2手 51% △84歩
1手 51% ▲26歩

  ーー 対局 開始 ーー