ふわりと将棋

2/24(土) 棋王戦 第2局 藤井聡太 伊藤匠 9時~速報ライブ

棋王戦 五番勝負 第2局、藤井聡太棋王と伊藤匠七段の対局です。両棋士の対戦成績は、藤井棋王の 7-0 です。

第1局は、後手の伊藤七段が、角換わりから持将棋へと誘導し、引き分けとなりました。AI研究によるところが大きいのですが、決してレールに乗って真っ直ぐ持将棋になったわけではありません。途中何度も緊迫の駆け引きがありました。

例えば、伊藤七段の74手 △56銀に対し、藤井棋王が75手で▲52角と指さなければ、大駒交換にはならず、持将棋にはなりにくかったでしょう。
また、藤井棋王の97手 ▲56金からの手順はワナであり、伊藤七段が102手で△69金と先手飛車を捕獲に行くと、一見、伊藤七段が大駒3枚を手にして点数勝ちするように見えます。しかし、後手玉が追い詰められ、藤井棋王が詰めて勝つという流れでした。しかし伊藤七段は、時間をかけてしっかり読んで、ワナにはかかりませんでした。

このように、緊迫の駆け引きから、かろうじて成立した持将棋でした。伊藤七段は、藤井棋王と同じで、基本 素性の良い手を指す気風です。これまでは、何かの作戦を仕掛けるということは、殆どしない棋士でした。

しかし、竜王戦 七番勝負を 0-4 で敗れて、考えが変わったのでしょうか。藤井棋王は、ピンチになると、ワナを仕掛けてきます。自分も何か作戦が必要だと考えるようになったのでしょうか。

さて、第2局は、伊藤七段の先手です。羽生九段と広瀬九段は、藤井八冠に挑戦するタイトル戦の先手番で、AIでしっかり作りこんだ作戦に誘導して、2勝をあげました。伊藤七段も、先手番で作戦に誘導して、2勝をあげることができるでしょうか。いやその前に、ます1勝です。これまで 0-7 なのですから。

速報ニュース

藤井棋王が勝って 1-0 としました。

棋王戦 五番勝負 2024
藤井聡太
棋王
伊藤匠
七段
第1局
2/4(日)
角換わり腰掛銀
持将棋 引き分け
魚津市
新川文化
ホール
第2局
2/24(土)
角換わり腰掛銀
94手 18:28
金沢市
北國新聞
会館
第3局
3/3(日)
角換わり腰掛銀
105手 18:53
新潟
グランド
ホテル
第4局
3/17(日)
力戦(相掛かり)
114手 19:07
日光きぬ川
スパホテル
三日月
第5局
3/26(火)
再度、振り駒
東京都
渋谷区
東郷神社
先手 後手

棋王戦 五番勝負は、
・持ち時間:4時間
・開始:9時
・昼食休憩:12時-13時
・終局見込み:17時から19時辺り
・第1局 引き分けで必要なら第6局を追加
公式 棋譜速報

速報ライブ 自動更新 終了
後手△藤井棋王 先手▲伊藤七段

藤井棋王、おめでとうございます
伊藤七段、お疲れさまでした

▲投了 18時28分
94手 3% △86桂 0:19

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

93手 3% ▲56金 0:17 ai78金
 後手勝勢
92手 18% △87銀
91手 18% ▲同金 17/0:19
90手 19% △76歩 0:22
 それにしても正確な終盤の藤井棋王
89手 19% ▲56香 0:36 ai68玉
88手 29% △55角 0:26
87手 29% ▲75歩 ai41角
86手 36% △同銀
85手 36% ▲同龍 0:41
84手 38% △83角 0:30 ai76歩
83手 29% ▲86金 13/0:42 ai78香
 後手優勢、魔の夕暮れの伊藤七段
82手 38% △63桂 27/0:38
81手 38% ▲76歩 7/0:55 ai93龍
 後手有利、攻め合いで後手が速い
 藤井棋王がいつもの流れに持ち込みそう

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

80手 46% △84歩 5/1:05
79手 46% ▲94龍 8/1:02 ai53金
 後手が守れそうな形になりました
78手 57% △同角
77手 57% ▲73桂成
76手 57% △74角 2
75手 57% ▲85桂 3
74手 57% △72銀 37/1:12
73手 57% ▲92龍 74/1:13
72手 57% △55角 4
 後手の攻防角、左側で攻め合いへ
 しかし先手が速そう

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

71手 57% ▲同金
70手 57% △87歩成 11/1:53
69手 57% ▲91飛成 68/2:27
 68分考えて最善手。
 伊藤七段はリードを固めるでしょうか
68手 57% △86歩 88/2:04 ai74角
 88分考えて8筋突。
 △74角が不安だったのか、それともワナか。
 AI読み筋は先手飛車が活躍する形に。

  ーー 午後 開始 ーー

 午前中 先手の伊藤七段は、藤井棋王の得意の角換わりに誘いました。先手が有利な相腰掛銀へと進む中、後手の藤井棋王は、なんとか伊藤研究を外そうと、変化を仕掛けますが、いずれも伊藤研究の範囲内の模様。
67手、伊藤七段の▲41飛で、藤井研究からは外れた模様。長考して読みふける藤井棋王、果たして解読できるでしょうか。

  ーー 午前 終了 ーー

67手 48% ▲41飛 1 ai81飛
 伊藤七段はこの手で、
 藤井棋王の研究を外した模様。
 ならば、伊藤研究と藤井読解力の戦いに。
 ここで昼食休憩

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

66手 50% △同玉
65手 50% ▲同角成
64手 50% △62飛
63手 50% ▲71角
62手 50% △同飛 1
61手 50% ▲82銀 6/3:36
 この銀捨て手順は簡単ではないのですが、
 6分で指したのは研究範囲でしょうか
60手 51% △同金 4
59手 51% ▲73歩成 6/3:42
58手 52% △54歩 5/3:37
 伊藤七段の想定を、何とか変化で外したい
 藤井棋王ですが、すべて想定内の伊藤七段
57手 52% ▲74歩
56手 52% △同玉
55手 52% ▲同桂成
54手 52% △同角
53手 52% ▲53角成 2
52手 52% △同歩 4
51手 51% ▲75歩
50手 52% △44歩 3
 藤井棋王が結構変化を入れたのですが、
 まだ、お互い研究範囲の模様

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

49手 52% ▲同角
48手 52% △同銀
47手 52% ▲64銀 3
46手 53% △62角
 受ける藤井棋王
45手 53% ▲97角 1
 中央突破を狙う伊藤七段
44手 54% △63銀
43手 54% ▲同桂
42手 54% △同銀
41手 54% ▲45銀
 しかし想定内の伊藤七段
40手 54% △同銀 1 ai同歩
 またもひねった藤井棋王
39手 51% ▲24歩 4
38手 51% △65歩 2
 これは6筋飛車回りでしょうか?
37手 50% ▲79玉 1
36手 51% △54銀 3
35手 51% ▲29飛 1
 想定内か、1分対応の伊藤七段

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

34手 51% △72金 2
 おっ!変化した藤井棋王
33手 50% ▲56銀
 腰掛銀、着々と先手有利定石を進める伊藤七段
32手 50% △81飛 2
 天彦流 うなだれの形を繰り出す藤井棋王
 変化しそうで、まだ変化しません
31手 50% ▲48金
30手 50% △42玉
29手 50% ▲37桂
28手 50% △94歩 1
 ここで1分使った藤井棋王
 何か変化を考えたのでしょうか
27手 50% ▲96歩
26手 51% △63銀
25手 50% ▲68玉
24手 50% △73桂
23手 50% ▲36歩
22手 50% △64歩
 腰掛銀 追従
21手 50% ▲16歩
20手 51% △14歩

後手△藤井棋王      先手▲伊藤七段

19手 50% ▲47銀
18手 51% △74歩
 速攻早繰銀の余地残し
17手 51% ▲46歩
 先手に有利な腰掛銀宣言
16手 51% △62銀
15手 51% ▲38銀
14手 51% △33銀
13手 51% ▲78金
12手 51% △22銀
11手 51% ▲同銀
10手 51% △77角成
 角換わり
9手 51% ▲88銀
8手 51% △34歩
7手 51% ▲77角
6手 51% △32金
5手 51% ▲76歩
 角換わりに誘った伊藤七段
 自分の得意の相掛かりではなく
 藤井棋王の得意の角換わりに
4手 51% △85歩
3手 51% ▲25歩
2手 51% △84歩
1手 51% ▲26歩

  ーー 対局 開始 ーー