藤井聡太八冠が年度内に残した公式戦は、
・銀河戦 12月
・NHK杯 1月~3月
・朝日杯 1月~2月
・王将戦 七番勝負 1月~3月
・棋王戦 五番勝負 2月~3月
の5棋戦のみとなりました。
この中の一般棋戦である、銀河戦・NHK杯・朝日杯について見てみましょう。
銀河戦
銀河戦 決勝 丸山忠久九段 | |||||||||||||||
藤井聡太八冠 | 丸山忠久九段 | ||||||||||||||
藤井八冠 | 杉本五段 | 永瀬九段 | 丸山九段 | ||||||||||||
藤井 | 千田 | 杉本 | 渡辺 | 永瀬 | 阪口 | 渡辺 | 丸山 | ||||||||
藤井聡太八冠 | 斎藤明日斗五段 | 西川和宏六段 | 千田翔太七段 | 豊島将之九段 | 杉本和陽五段 | 渡辺和史六段 | 山崎隆之八段 | 永瀬拓矢九段 | 野月浩貴八段 | 阪口 悟六段 | 伊藤 匠七段 | 渡辺 明九段 | 森内俊之九段 | 矢倉規広七段 | 丸山忠久九段 |
準決勝進出を決めている藤井聡太八冠は、あと2勝で2連覇達成となります。
一方、丸山忠久九段が通算1000勝を達成したことが、新聞各社から報道されています。
銀河戦とNHK杯はテレビ棋戦であり、対局を収録してから1か月~3か月後に放映され、放映日まで勝敗は秘密にされます。他の棋戦がリアルタイムで公開されるのとは大きく異なります。
しかしながら、通算1000勝などのキリ数達成は、リアルタイムで報道されます。キリ数達成に放映前のテレビ棋戦が含まれていると、勝敗が秘密でも、逆算することで予想できてしまいます。
丸山九段は、NHK杯では既に敗退していますので、銀河戦であと2勝した、という計算ができてしまいます。
とは言え、12/16(土)に準決勝、12/23(土)に決勝が無料公開されますので、皆で応援しましょう。
NHK杯
広瀬章人八段 | 中村太地八段 阿部光 | 藤森哲也五段 山崎 | 菅井竜也八段 | 豊島将之九段 | 羽生善治九段 渡辺和 | 三浦弘行九段 野月 | 永瀬拓矢九段 | 糸谷哲郎八段 | 伊藤 匠七段 勝又 | 木村一基九段 大橋 | 稲葉 陽八段 | 久保利明九段 田村 | 里見香奈五冠 船江 | 出口若武六段 千田 | 藤井聡太八冠 |
中村 | 菅井 | 羽生 | 永瀬 | 伊藤 | 稲葉 | 久保 | 藤井 | ||||||||
中村八段 | 羽生九段 | 伊藤七段 | 藤井八冠 | ||||||||||||
羽生善治九段 | 藤井聡太八冠 | ||||||||||||||
準決勝 藤井聡太八冠 | |||||||||||||||
NHK杯 決勝 佐々木勇気八段 | |||||||||||||||
準決勝 佐々木勇気八段 | |||||||||||||||
増田康宏七段 | 佐々木勇気八段 | ||||||||||||||
八代七段 | 増田七段 | 天彦九段 | 勇気八段 | ||||||||||||
八代 | 谷川 | 増田 | 斎藤 | 天彦 | 渡辺 | 古森 | 勇気 | ||||||||
八代 弥七段 | 片上大輔七段 近藤誠 | 澤田真吾七段 山本 | 谷川浩司十七世 | 佐藤康光九段 | 増田康宏七段 都成 | 大石直嗣七段 丸山 | 斎藤慎太郎八段 | 佐藤天彦九段 | 郷田真隆九段 西川 | 藤井 猛九段 屋敷 | 渡辺 明九段 | 池永天志五段 斎藤明 | 古森悠太五段 横山 | 服部慎一郎六段 大地 | 佐々木勇気八段 |
今後の放送見込みは、
1/21(日):3回戦 藤井八冠-久保九段
2月:4回戦
3月:準決勝・決勝
藤井八冠は、あと4勝で2連覇となります。
朝日杯
2次予選が終わって、本戦トーナメント進出者が全員決まりました。
▶シード
昨年のベスト4を最優先に、昨年の本戦出場者を加えて8名がシードです。
藤井聡太八冠 渡辺明九段 豊島将之九段
糸谷哲郎八段 永瀬拓矢九段 増田康宏七段
三枚堂達也七段 西田拓也五段
朝日杯 本戦 決勝 2024 永瀬拓矢九段 | |||||||||||||||
永瀬拓矢九段 | 藤井聡太八冠 | ||||||||||||||
西田五段 | 永瀬九段 | 糸谷八段 | 藤井八冠 | ||||||||||||
近藤 | 西田 | 永瀬 | 豊島 | 糸谷 | 久保 | 増田 | 藤井 | ||||||||
渡辺 明九段 | 近藤誠也七段 | 阿久津主税八段 | 西田拓也五段 | 永瀬拓矢九段 | 高見泰地七段 | 佐々木勇気八段 | 豊島将之九段 | 糸谷哲郎八段 | 井田明宏四段 | 久保利明九段 | 三枚堂達也七段 | 増田康宏七段 | 及川拓馬七段 | 斎藤慎太郎八段 | 藤井聡太八冠 |
1月:1回戦・2回戦
2月:準決勝・決勝
他の早指し棋戦が最後は30秒将棋であるのに対し、朝日杯は1分将棋となっています。藤井八冠は、プロ入り初参加でいきなり優勝するなど、過去6回参加中4回優勝と得意にしています。最も2連覇が期待できます。
7年間の軌跡
一般棋戦は他に3棋戦ありますが、
・達人戦:50歳以上
・新人王戦:六段以下
・加古川青流戦:四段・三段
なので、藤井八冠が現在出場資格があるのは、4棋戦のみです。
年度 | JT杯 (30) | 銀河戦 (30) | NHK杯 (30) | 朝日杯 (1分) |
2023 | 優勝 | ? | ? | ? |
2022 | 優勝 | 優勝 | 優勝 | 優勝 |
2021 | 準優勝 | 準決勝 | 2R | 2R |
2020 | 2R | 優勝 | 2R | 優勝 |
2019 | 1R | 1R | 2R | 準決勝 |
2018 | ー | Hブロ | 1R | 優勝 |
2017 | ー | ー | 3R | 優勝 |
藤井八冠は、1分将棋はプロ入り当初から得意でしたが、30秒将棋で高勝率になったのは、ここ1年~2年かと思います。今年度は、どんな活躍をするでしょうか。