【王位戦】藤井聡太 渡辺明 どんな戦いになるか

7/6(土)から王位戦 七番勝負 第1局が行われます。

1年ぶりの対局となる両棋士ですが、どのようなタイトル戦になるでしょうか。

両棋士のタイトル戦

両棋士はこれで6度目のタイトル戦となり、藤井-豊島の5度を超えて最も多い対戦回数です。

また藤井王位は、八冠達成のうち、四冠は渡辺九段から奪ったものであり、豊島九段から二冠、木村九段・永瀬九段から一冠づつを超えて最も多くなっています。

決着棋戦藤井勝敗渡辺
62024/?王位5連覇?奪取?
52023/6名人奪取4-1失冠
42023/3棋王奪取3-1失冠
32022/2王将奪取4-0失冠
22021/7棋聖2連覇3-0敗退
12020/7棋聖奪取3-1失冠

渡辺九段は藤井王位の八冠達成に、最も貢献した棋士と言えるかもしれません。

直近2年の対局

2023年に10局戦っていますが、その後対戦がなく、1年以上空けての顔合わせとなります。

ここ2年の対戦成績は藤井王位の8勝2敗です。渡辺九段は時々勝てますが、時々しか勝てないので、この辺りをどう工夫してくるかがポイントになりそうです。

以前は角換わりが多かったのですが、その後の渡辺九段は、先手なら矢倉・後手なら雁木に組むことが多くなっています。これが一つの候補でしょうか。

渡辺九段の他棋士との最近の対局では、相掛かりも多いようです。

8勝藤井王位(21) 直近2年 渡辺九段(40)2勝
後〇23.5 名人戦5 矢倉 94手先●
先〇23.5 名人戦4 雁木 69手後●
後●23.5 名人戦3 矢倉 87手先〇
先〇23.4 名人戦2 矢倉 87手後●
後〇23.4 名人戦1 力戦 110手先●
後〇23.3 棋王戦4 角換わり 132手先●
先●23.3 棋王戦3 角換わり 174手後〇
先〇23.2 朝日杯決勝 雁木 103手後●
後〇23.2 棋王戦2 角換わり 132手先●
先〇23.2 棋王戦1 角換わり 125手後●

渡辺九段の作戦は?

とても強い藤井王位の「相手の作戦を受けて立つ将棋」は、基本変わらないように思います。

そこで、渡辺九段がどういう作戦をぶつけるか、ということになります。

この「なるほどなあ」が気になっていて、、、

最近の藤井王位は、将棋の幅を広げるためか、力戦をいとわない傾向があるようです。

すると、矢倉・雁木・相掛かりの出だしから力戦調へ、、、辺りがありそうな気がしています。

名人戦では、豊島九段が相掛かり系力戦で、もう少しで勝つところまで行きました。その辺りが重大なヒントのように思っています。

王位戦 七番勝負 2024
藤井聡太
王位
渡辺 明
九段
第1局
7/6(土)
7/7(日)
振り駒
名古屋市
東区
徳川園
第2局
7/17(水)
7/18(木)

函館市
湯元
啄木亭
第3局
7/30(火)
7/31(水)

徳島市
渭水苑
第4局
8/19(月)
8/20(火)

佐賀県
唐津市
洋々閣
第5局
8/27(火)
8/28(水)

神戸市
中の坊
瑞苑
第6局
9/10(火)
9/11(水)

静岡県
牧之原市
平田寺
第7局
9/24(火)
9/25(水)
再度、振り駒
神奈川県
秦野市
元湯陣屋
先手 後手