6/20(火) 王座戦 挑決T 藤井聡太 村田顕弘 〇藤井七冠 準決勝進出

 王座戦 挑戦者決定トーナメント 2回戦、 藤井聡太七冠と村田顕弘六段の対局です。勝者は準決勝で、羽生九段-斎藤五段 戦の勝者と対戦します。

 鬼門の王座戦で、自身2度目の本戦 2回戦進出を遂げた藤井七冠(20)、あと3連勝で挑戦者です。挑戦者に決まれば、この秋の八冠達成が見えてきます。1回負けたら終わりのトーナメント、ここで3連勝できるかどうかが、最大の関門と言っても良いでしょう。

 藤井七冠の過去2年の成績を見ると、この間に敗れた相手は、渡辺九段・菅井八段・羽生九段などのトップクラス棋士と、大橋七段・深浦九段の藤井キラー棋士です。それ以外の棋士には、ほとんど負けない藤井七冠、順調に準決勝へと駒を進めるでしょうか。

 ところで、今後の日程ですが、棋聖戦 五番勝負と王位戦 七番勝負が重なる藤井七冠、準決勝の予定が入れられるのは、来週しかないように思えます。6/27(火)~6/29(木)辺りでしょうか。

 更にきついのが決勝(挑戦者決定戦)です。棋聖戦が第4局・第5局まで続くと、7月中に決勝を終えるためには、厳しい日程が避けられなくなります。

 村田顕弘六段(36)は、王座戦 15回目の参戦、12年ぶり2度目の本戦 進出です。本戦の登場経験が少ない村田六段ですが、1回戦では矢倉模様から△32銀の「村田システム」で木村九段を破りました。実績からは断然不利ですが、勝負はやってみないと分かりません。大波乱を起こすでしょうか。

 両棋士の対戦成績は、藤井七冠の3戦全勝です。

速報ニュース (1手毎の形勢ライブはこの下)

 藤井七冠が勝って、準決勝進出を決めました。

 藤井七冠は、序中盤の戦略で負ける、苦しい将棋でした。しかし、終盤の策略でなんとか勝ちました。将棋が強いだけでなく、勝負にも強いところを見せた藤井七冠でした。

 村田六段は、素晴らしい戦略を準備し、大健闘しました。しかし、終盤の勝負力で劣ると、藤井七冠には勝てないことの証明になってしまいました。

2023 王座戦 挑戦者決定戦 藤井聡太七冠
藤井聡太七冠豊島将之九段
羽生九段藤井七冠渡辺九段豊島九段
斎藤羽生藤井村田石井渡辺斎藤豊島
大橋貴洸七段斎藤明日斗五段久保利明九段羽生善治九段藤井聡太七冠中川大輔八段村田顕弘六段木村一基九段石井健太郎六段高見泰地七段澤田真吾七段渡辺 明九段斎藤慎太郎八段近藤誠也七段本田 奎六段豊島将之九段

王座戦 予選・挑決Tは、
・持ち時間 5時間 チェスクロック
     残り0:00から1分将棋
・開始:10時 (挑戦者決定戦は9時)
・昼食休憩:12:00-12:40
・夕食休憩:18:00-18:40
・終局見込み:20時~22時辺り

形勢ライブ 自動更新 終了
後手△藤井七冠 先手▲村田六段

藤井七冠、おめでとうございます
村田六段、お疲れさまでした

▲投了 21:37
94手 △勝10手 △金打

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

93手 △勝11手 ▲玉右
92手 △勝12手 △銀上
91手 △勝13手 ▲玉右
90手 △勝16手 △香打
89手 △勝17手 ▲同玉
88手 △勝18手 △飛成
87手 △勝19手 ▲同玉
86手 △勝20手 △桂成
85手 △勝21手 ▲同玉
84手 △勝22手 △龍突
83手 △勝23手 ▲左桂
82手 11% △銀突
81手 11% ▲同銀 ai77桂
 トラップに引っかかった村田六段

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

80手 90% △金突 si57桂成
 これもトラップ
79手 79% ▲玉左 0:00
 両者、1分将棋に
78手 79% △香打
77手 79% ▲銀上 0:02 ai42金打
 トラップには引っかからなかったが、しかし
76手 97% △銀直 0:00 ai59金
 1分将棋になった藤井七冠
 これはトラップ

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

75手 94% ▲玉左
74手 94% △金突 0:03
73手 94% ▲香打 0:06
72手 94% △金打 0:04
71手 94% ▲香合 7/0:07
70手 94% △龍下 0:05 ai28龍
 わざと真下に引いた藤井七冠、狙いは?
69手 76% ▲同玉
68手 76% △香成 0:09
67手 76% ▲角上 67/0:14
66手 76% △桂打 7/0:10
 勝率は先手優勢ですが、
 読み筋は、後手も勝負できそう
 ここから見せ場を作るでしょうか、藤井七冠
 この後、数手で事件が起きる?
 60分以上、考え中の村田六段

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

65手 76% ▲馬寄 10/1:21
64手 76% △香打 7/0:17 ai42銀
63手 72% ▲馬寄 7/1:31
62手 72% △香払 20/0:24 ai78歩成
61手 70% ▲香払 2
 最善手を指し続ける村田六段、研究で
 藤井七冠の弱点を見つけたのでしょうか
60手 70% △飛成
59手 70% ▲歩合 12/1:31
58手 70% △飛打
57手 69% ▲角成
56手 69% △飛8 0:44 ai74飛
 攻め合いで先手が速い。
 読みあぐねる藤井七冠、
 的確に相手の隙を突く村田六段、
 中身が入れ替わったのでしょうか

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

55手 61% ▲角打
54手 61% △同金
53手 61% ▲飛角交換 1
52手 61% △金出 31/0:46 ai54歩

 夕食休憩

51手 57% ▲飛5 32/1:55
 残り時間が50分を切った藤井七冠
 村田六段の積極的な指し回しに悩み深い様子
 やはり王座戦は鬼門でしょうか
 ここで夕食休憩に

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

50手 57% △金直 51/1:18 ai34歩打
 △34歩打の前に金を上がったのは、とにかく
 先手銀を後退させたかったのでしょうか
49手 52% ▲7打 12/2:27
48手 52% △飛7 43/2:09
47手 52% ▲3謝
 銀を引かない村田六段、
 後手は、7筋の攻め味がある模様
 ここ数手の勝率上下は、
 お互い強気に張り合った結果でしょうか

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

46手 53% △角出 6/2:52
45手 53% ▲角引 ai48角
44手 58% △6突
43手 58% ▲金寄
42手 58% △7叩 3 ai65歩
41手 55% ▲角上 81/2:41
40手 55% △桂跳 13/3:02 ai52玉
 8筋に桂をはねた藤井七冠。
 桂交換から、中央への飛車出狙いでしょうか
39手 51% ▲同角 2
38手 51% △7成 48/3:15

 昼食休憩
 村田六段は、序盤のアイデアがありそうです。それを終盤に繋げられるかが課題のようです。

37手 51% ▲銀出 4
 相掛かりから早い右銀繰り出す村田六段
 時間をかけて読む藤井七冠
 ここで昼食休憩に

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

36手 51% △同歩 4
35手 51% ▲7突 9/4:09
34手 51% △銀上 7/4:07
33手 51% ▲金上 15/4:18
32手 51% △7位 18/4:14
31手 48% ▲5位 1
30手 49% △金直 5/4:33
29手 49% ▲5筋 5/4:34
28手 49% △飛下段
27手 49% ▲謝歩
26手 49% △同飛
25手 49% ▲同歩
24手 49% △8突 5/4:38
23手 49% ▲玉左
22手 49% △同歩 3
21手 48% ▲3突 8/4:40
 早いのか、単調なのか
20手 50% △右桂
 銀より速い桂
 すでに前例が見当たりません

後手△藤井七冠      先手▲村田六段

19手 50% ▲早繰銀
18手 50% △7筋 8/4:46
 先手の早い銀上がりに、8分考えた藤井七冠
17手 49% ▲銀直 2
16手 50% △角道 1
15手 50% ▲3筋 3
14手 50% △6筋 1
13手 50% ▲銀直
12手 51% △銀直 1
11手 51% ▲飛浮
10手 51% △謝歩
9手 51% ▲同飛
8手 51% △同歩
7手 51% ▲2突 2
6手 51% △金上
 相掛かり
5手 51% ▲金上
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先