名人戦 7番勝負 第3局、 渡辺明名人と藤井聡太竜王の対局です。
第2局は、矢倉から後手の渡辺名人が難解な局面に誘導し、2日目午後にチャンスを掴みかけました。
しかし夜戦にはいると、藤井竜王が抜群の終盤力でリードを築き、そのまま押し切りました。藤井竜王-渡辺名人戦は、このパターンが何度も続いています。
両棋士の対戦成績は、藤井竜王の18勝3敗。渡辺名人の3勝は全て後手番という、先手有利の将棋では珍しい結果です。
渡辺名人は、AI研究に現れなさそうな、力戦調の難解局面に誘導するのが得意です。その結果、普段は最善手一致率がとても高い藤井竜王が、渡辺戦では一致率が大きく下がり、悩む局面が長く続きます。
しかし、こうした難解局面は諸刃の剣で、渡辺名人が先に緩手を指してしまう確率も高まります。
あともう一つあれば、先手で勝てると思うのですが、名人戦を4局で終わらせないためにも、頑張ってもらいたいものです。
藤井竜王は、ここで勝つと、七冠・最年少名人に王手がかかります。強すぎます。
速報ニュース (1手毎の形勢ライブはこの下)
渡辺名人が勝って、1-2 としました。
高山村の皆さん、おめでとうございます。第5局があります。
藤井竜王は、苦手な先手矢倉/後手雁木に果敢に挑戦しましたが、課題克服には、もう少し時間が必要なようです。
名人戦 七番勝負 2023 | |||||
1 | 渡辺明 名人 | 藤井聡太 竜王 | 4 | ||
第1局 4/5(水) 4/6(木) | ● | 雁木調の力戦 110手 | 〇 | 東京都 ホテル 椿山荘東京 | |
第2局 4/27(木) 4/28(金) | ● | 矢倉 87手 | 〇 | 静岡市 浮月楼 | |
第3局 5/13(土) 5/14(日) | 〇 | 先手矢倉/後手雁木 87手 | ● | 大阪府 高槻城公園 芸術文化劇場 | |
第4局 5/21(日) 5/22(月) | ● | 雁木 69手 | 〇 | 福岡県 飯塚市 麻生大浦荘 | |
第5局 5/31(水) 6/1(木) | ● | 先手矢倉/後手雁木 84手 | 〇 | 長野県高山村 緑霞山宿 藤井荘 | |
第6局 6/13(火) 14(水) | 甲府市 常磐ホテル | ||||
第7局 6/27(火) 6/28(水) | 山形県 天童市 天童ホテル | ||||
先手 | 後手 |
名人戦 7番勝負は、
・持ち時間 9時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12時~13時
・1日目 18:30を過ぎたら封じ手
・2日目 17:00-17:30 夕食休憩
・終局見込み:2日目 18時から21時辺り
2日目 形勢ライブ 自動更新 終了
後手△藤井竜王 先手▲渡辺名人
公式 棋譜動画
渡辺名人、おめでとうございます
藤井竜王、お疲れさまでした
△投了 20:20
87手 ▲勝12手 ▲飛打
緩手だった59手同金のおかげで、
先手玉は上部脱出ルートが確保されています
これが無かったら先手玉が詰んでたかも
塞翁が馬みたいです

86手 ▲勝13手 △左桂 ai33金
85手 99% ▲角払 0:31
84手 99% △金打
取った金で一旦守る藤井竜王
83手 97% ▲玉右 0:40
82手 97% △銀打 0:02
81手 96% ▲金合
80手 96% △角打
79手 96% ▲同玉
78手 96% △龍突 25/0:03
25分考えて、王手ラッシュ始めた藤井竜王
77手 95% ▲角打 93/0:43
93分考えて、勝利を引き寄せた渡辺名人
藤井竜王は王手ラッシュで
先手の緩手を引き出せるでしょうか
76手 95% △銀突 ai56角打
寄せ合いで先手が速い。
藤井竜王は勝負に出たのでしょうか。次手、
▲33角打なら、ほぼ先手勝ち
▲同歩なら、互角にリセット
他は大逆転
慎重に読む渡辺名人、90分以上考え中

75手 67% ▲飛成
74手 67% △同金 39/0:28
夕食休憩
リードしている渡辺名人は、2:16の残り時間で確実に寄せれば勝利が見えてきます。
しかし、結構微妙な寄せ合い勝負なので、少し緩い手を指すと逆転します。
苦手な先手矢倉/後手雁木に果敢に挑戦した藤井竜王、劣勢ですが、起死回生の勝負手を繰り出すでしょうか。
73手 67% ▲角成 1
銀を取らせている間に、角・飛・桂と
次々突入できるのが先手のポイント

72手 67% △龍寄
71手 67% ▲桂跳
70手 67% △龍寄 17/1:07
69手 67% ▲龍叩 49/2:17
49分考えて、
渡辺名人はリードを確実にしたでしょうか
68手 67% △飛成 47/1:24 ai76歩打
47分考えて切り込んだ藤井竜王
先手は、▲59歩打以外は大逆転
ここが読みを難しくしていたのでしょうか
67手 66% ▲同飛 38/3:06
飛車を叩いておいて、普通に同飛に長考する
藤井竜王は、やはり読めていなさそうです
40分以上考え中
何か表情が、いつもと違って変ですが
66手 66% △飛叩 35/2:11 ai76歩
先手が押し気味に
藤井竜王、読めていないのでしょうか
AI読み筋 ▲同飛 △76歩 ▲44角は、
控室の検討陣と同意見。
▲同飛に△58飛成は先手が攻め勝ちそう

65手 42% ▲同桂
連盟/ABEMAが13%乖離、当AIはその間
64手 42% △角銀交換 14/2:46 ai55角
この手の評価が割れています
63手 36% ▲角引 19/3:44
62手 36% △飛5
61手 36% ▲謝歩 3
60手 37% △飛出 12/3:00
後手角が利いているので▲同銀できません
昼食休憩
藤井竜王は勝負師には見えない立ち振る舞いですが、実は相当な勝負師なのではないかと。
渡辺名人をワナにかけるのは、相当難しいはずなのですが。
タイミングが重要でしょうか。相手が「もうすぐ休憩だ」と思った瞬間に繰り出すとか。
藤井竜王が、そういうことを考える人だとは、誰も信じないでしょう。が、無意識にそうする人なのかも。
59手 37% ▲同金 3 ai26角
攻め合いで後手が速い。
直前の7叩が、トラップみたいな手で、
渡辺名人は良く考えずに反応してしまった?
藤井竜王のワナにはまったのか、渡辺名人!

58手 47% △7叩 2 ai65桂
!これは・・・
57手 45% ▲角引
56手 45% △金上 3
先手角も追い返す
55手 45% ▲飛引
54手 46% △飛叩 2
角の利きで先手飛車抑え込み
53手 46% ▲同飛
52手 46% △飛叩 12/3:19
51手 46% ▲同金
連盟もABEMAもAIが揺れ始めたでしょうか
20手位で僅差の寄せ合いに入る気配
50手 46% △7突 20/3:31
49手 46% ▲4突 6/4:09 ai66銀
攻守に働く後手角に圧力をかける渡辺名人

48手 48% △7突 3
47手 48% ▲同歩 1
46手 48% △8突 30/3:54
本格的な開戦となりそうです
本局は、難解局面ではないものの、
両棋士が長考合戦を繰り広げています。
これは、一旦攻め合いが始まると、一気に
終盤に突入しそうな形だからでしょうか
45手 48% ▲2垂 64/4:16
64分考えて2筋攻めを決行する渡辺名人
先手の右攻め、後手の左攻めと、
本格的な攻め合いに突入するでしょうか
44手 48% △角上 4
角交換を避けた藤井竜王
先手は▲23歩から2筋攻略の手順あり
43手 48% ▲同角 8/5:20
42手 48% △同歩 4:28
41手 48% ▲2突 20/5:28
2筋から反撃する渡辺名人
藤井竜王は、角交換するか、避けるか
1日目は、角換わり・矢倉、どちらにも進める形に誘った渡辺名人に対し、藤井竜王が10手目で矢倉の方向性を選択、結局、先手矢倉・後手雁木へと進みました。
午後に入って、仕掛けるタイミングをめぐって長考合戦が続きましたが、38手目で藤井竜王が6筋から仕掛けると、封じ手をめぐる駆け引きに。
結局、41手目、渡辺名人が24歩の反撃をするかどうかで、封じ手となりました。
残り時間 渡辺名人 5:28 藤井竜王 4:28
1日目 形勢ライブ 自動更新 終了
後手△藤井竜王 先手▲渡辺名人
公式 棋譜動画
▶渡辺名人が41手目を封じました
40手 48% △4筋 6/4:28
6分で指した藤井竜王
指さないと思ったのか・・・の渡辺名人

39手 48% ▲同歩 4/5:48
指さずに封じ手かと思いましたが、指して、
藤井竜王に75歩/45歩の選択を迫る渡辺名人
38手 48% △6突 79/4:34
79分考えて、遂に仕掛けた藤井竜王
37手 48% ▲入城 73/5:52 ai46歩
残り時間がほぼ並んだところで入城。
長考の理由は、後手の△65歩の仕掛けの
タイミングが、今か、後かでしょうか。
36手 50% △玉左 65/5:53
渡辺名人も60分以上考え中。
封じ手は、第1局・第2局ともに43手目でした
第3局は、それより早くなりそうです
35手 50% ▲矢倉銀 34/7:05
金矢倉に組んだ渡辺名人。
まだ難解局面ではありませんが、
60分以上考え中の藤井竜王、
課題克服に万全を期しています。
34手 51% △腰掛銀 4
33手 51% ▲角引 2
32手 51% △飛直 11/7:02
31手 51% ▲角端 13/7:41
30手 51% △銀直 50/7:13
ツノ銀雁木に構えた藤井竜王
桂跳攻撃に対して守りやすい
昼食休憩
先手の渡辺名人は、矢倉・角換わりのどちらにも進める形に誘いました。
10手目、藤井竜王の選択は、得意の角換わりではなく、矢倉の方向へ。
さらに雁木に組んで、大橋七段・深浦九段に敗れた苦手形式の克服を目指しているようにも見えます。
29手 50% ▲右桂 32/7:54
まだ30手前だというのに、うなだれポーズを
連発し、30分以上考え中の藤井竜王。

28手 51% △玉左 14/8:03
27手 51% ▲5筋 18/8:26
26手 51% △6筋 2
25手 51% ▲玉左 7/8:44
落ち着いて固める渡辺名人
24手 51% △右桂 1
23手 51% ▲金上 1
22手 51% △7筋 33/8:20
33分考えて、速攻気配で揺さぶる藤井竜王
21手 51% ▲6筋 3
先手矢倉・後手雁木になりそうですが、
大橋七段・深浦九段が
藤井竜王に勝っているパターン
前例が無くなって30分以上考え中の藤井竜王

20手 51% △金上 3
19手 51% ▲3筋 1
18手 51% △銀上
17手 51% ▲銀上 1
16手 51% △雁木銀 1
15手 51% ▲金上
14手 51% △銀上 1
後手は雁木模様に
13手 51% ▲玉左 1
12手 51% △角上
11手 51% ▲飛先 1
或いは、渡辺名人がそう仕向けたのか
10手 51% △角止 2
藤井竜王が自分から角道止めるのは、
滅多にないと思います。
矢倉に誘っているのでしょうか
9手 51% ▲銀上
矢倉か角換わりか
8手 51% △角道
7手 51% ▲角上
6手 51% △飛先
5手 51% ▲金上
4手 51% △金上
3手 51% ▲角道 1
記者退席の1分
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます!