2/25(土)-26(日)【王将戦 第5局 速報】藤井聡太 羽生善治 〇藤井王将 2連覇に王手

 王将戦 七番勝負 第5局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局です。ここまで 2-2 のタイとなった両棋士、この第5局の勝者が王将獲得に王手をかけます。

速報ニュース (1手毎の形勢ライブはこの下)

 藤井王将が勝って 3-2 とし、2連覇に王手をかけました。
 2日目夕方、87手で50%の互角という大熱戦でした。88手でチャンスを掴んだ藤井王将が冷静に寄せ切りました。羽生九段は勝つチャンスがあっただけに、大変惜しい戦いでした。

王将戦 七番勝負
藤井聡太
王将
羽生善治
九段
第1局
1/8(日)
1/9(月)
一手損角換わり
91手
掛川市
掛川城
二の丸茶室
第2局
1/21(土)
1/22(日)
相掛かり
101手
大阪府
高槻市
山水館
第3局
1/28(土)
1/29(日)
雁木
95手
金沢市
金沢東急
ホテル
第4局
2/9(木)
2/10(金)
角換わり
107手
立川市
SORANO
HOTEL
第5局
2/25(土)
2/26(日)
横歩取り
101手
島根県
大田市
さんべ荘
第6局
3/11(土)
3/12(日)
角換わり
88手
佐賀県
上峰町
大幸園
第7局
3/25(土)
3/26(日)
栃木県
大田原市
ホテル花月
先手後手

王将戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃

2日目
後手△羽生九段 先手▲藤井王将
公式 棋譜速報

藤井王将、おめでとうございます
羽生九段、お疲れさまでした
△投了 18:11
101手 ▲勝10手 ▲桂打

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

100手 ▲勝11手 △同玉
99手 ▲勝12手 ▲同龍
98手 ▲勝13手 △同金
97手 ▲勝14手 ▲銀成
96手 ▲勝15手 △同桂
95手 98% ▲銀直 0:26
94手 98% △同角
93手 98% ▲桂成 3/0:27
92手 98% △角打 9/0:13 ai49飛成
91手 92% ▲銀打
90手 92% △同銀
89手 92% ▲角成 9/0:30
88手 92% △銀打 9/0:22 ai57銀打
 羽生九段、痛恨の銀打ち
 不死身の羽生玉が寄り筋に入った模様

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

87手 50% ▲桂打
 読み筋は相入玉に、現在大駒二枚ずつ
86手 50% △同銀 ai同金
85手 39% ▲銀成 10/0:39
84手 40% △飛打 43/0:31
 43分考えて最善手、読み筋は厳しい寄せ合い
83手 40% ▲銀引 15/0:49 ai61龍
 藤井王将がこんなに苦労するのは珍しい
 40分以上考え中の羽生九段、
 チャンスとは言え、大変そうです。
82手 50% △左桂 25/1:14 ai29飛打
 AI揺れる難解局面なので、
 両棋士ともに苦労しそうです
81手 40% ▲銀上 13/1:04 ai73角成
 攻め合いで後手が速い
 寄りそうで寄らない羽生玉

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

80手 58% △桂打 2
 公式サイトAIの皆さんも大揺れ
 こういう時は僅差の寄せ合い勝負
79手 58% ▲同歩
78手 58% △5叩 28/1:41
 すかさず玉頭へ反撃する羽生九段
77手 58% ▲銀打 75/1:17 ai52銀打
 75分考えて1マス違いに打った藤井王将
 羽生九段に先手玉頭攻撃のチャンス

76手 73% △金打 1
 守りを固めて粘る羽生九段
 攻めあぐねか70分以上考え中の藤井王将
 そういえば寄りそうで寄らない玉形は
 羽生九段の得意技だったような
75手 73% ▲同龍
74手 73% △同金
73手 73% ▲飛成 7/2:32
72手 73% △桂合 33/2:10

 昼食休憩
 1日目午後の藤井王将41手の勝負が成功し、
 藤井王将がリードを掴みました。
 2日目午前は羽生九段が勝負をかけるも、
 藤井王将がしっかり解読してリードを
 広げました。しかしまだ羽生九段にも
 チャンスが残っています。

71手 72% ▲飛打 2
 寄せる藤井王将、しかしまだ
 羽生九段に反撃のチャンスが残っています

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

70手 72% △玉右 7/2:43
69手 72% ▲角打 1
68手 72% △銀上 9/2:50
67手 72% ▲玉右
66手 72% △桂不成 12/2:59
65手 72% ▲龍寄 9/2:42 ai66角打
 守らず攻める藤井王将、先手玉も薄いの
 ですが、逃げ切る自信があるのでしょうか
64手 79% △桂跳 17/3:33
63手 79% ▲飛成 5/2:51
62手 79% △右桂 3 ai44角打
 今日はまだ8分しか使っていない羽生九段
61手 74% ▲飛8 37/2:56
 37分で最善手の藤井王将、
 羽生九段の勝負を解読したでしょうか。
60手 74% △2打
 2筋に成り込むつもりが、
 できなくなった藤井王将、ここで
 しっかり読みを修正するでしょうか。

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

59手 74% ▲同金 18/3:33
58手 74% △角桂交換 1 ai19角成
 角を切って△24歩で2筋防衛、
 それゆえの54手だったのですね。
 昨晩、ここまでの手順を決めていた
 のでしょうか。後手は形勢悪化ですが、
 先手の読みを狂わせたなら勝負成功。
57手 67% ▲飛打
56手 67% △同角
55手 67% ▲角飛交換 6/3:51
54手 67% △玉左 1 ai62玉
 この次の▲55角から▲25飛打 ▲23飛成に
 近い方に逃げました。何かの作戦?

53手 59% ▲角打 5/3:57 ai46角打
52手 63% △飛5 2
 お互い薄い玉で逆転が起きやすい攻め合い
 先手有利という形勢よりも、どちらがより
 深く読めているかの方が勝敗に影響しそう
51手 62% ▲7打 42/4:02
 42分考えて最善手の藤井王将
50手 62% △飛7 1
 大きく逃げた羽生九段、藤井王将が45手以降
 調子良く指しているので読み外しでしょうか
49手 60% ▲銀突 1/4:44
48手 60% △同玉 33/3:36

皆さん、おはようございます!

 1日目は、後手の羽生九段が得意の横歩取りに
 誘導。40手の2筋垂れ歩で、今日の作戦を
 ぶつけます。昼食はさんで2時間の大長考の
 藤井王将は、41手で渾身の勝負手。これで
 羽生九段の計画が狂ったかもしれません。 
 藤井王将が早めに勝負手を繰り出したのは、
 第4局までは勝負に出るのが遅かったという
 反省からでしょうか。

1日目
後手△羽生九段 先手▲藤井王将
公式棋譜並べ

▶羽生九段が48手目を封じ手に。
 18時7分まで時間を使った羽生九段、
 同玉と同角で迷ったのでしょうか。ならば、
 46手で封じた方が良かったのでは。
 と言いますか、47手が想定外だったという
 悪い封じ手に追い込まれた可能性が。

47手 60% ▲桂成
 藤井王将は41手以降、自分が読める形に
 誘導できたのでしょうか。
 △同玉 ▲26銀と進み△同飛は王手飛車が
 あります。ただAIは敢えて食らう候補手も

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

46手 60% △同金 3 ai同飛
 これは果たしてどうだったのか?
 攻め合いで先手が速そう
45手 56% ▲2成 23/4:45
44手 56% △飛打 3 ai29飛打
 今度は羽生九段が勝負気味に、
 評価値では分かりにくい駆け引きの応酬。
 42手141分で、
 この手順を考えていたのですね。
43手 52% ▲同銀
42手 52% △2成 141/4:15 ai37歩打
 藤井王将の勝負手が成功したでしょうか。
 いかにも「△37歩を打て」みたいな桂跳に
 ワナを感じたのでしょうか。
 但し、難解局面だから成り立つ話です。
41手 40% ▲右桂跳 120/5:08 ai23歩成
 2時間の大長考(休憩含むと3時間)で、
 藤井王将は渾身の勝負手。
 当AI・連盟AIともに揺れる難解局面。
 羽生九段はうまく対応すればリードを握る
 チャンスですが、果たして想定内かどうか。
 今日初めて真剣に読んでいそうな羽生九段、
 さすがにこれは想定外だったでしょうか。

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

 昼食休憩
 第5局は、羽生九段がここまで温存してきた
 得意の横歩取りに誘導しました。34手まで
 昨年C1▲金井△西尾を踏襲しましたが、
 35手の藤井王将の最善手で前例無しに。
 しかし想定内だった羽生九段は、最善手を
 続けた後、40手で独自の工夫を。
 △27歩打と予想していたのか、
 長考する藤井王将

40手 53% △2垂 1
 これが今日の羽生作戦。これまでと同様に、
 事前AI研究の羽生作戦 vs 藤井王将解読力の
 戦いへと突入

39手 53% ▲同歩
38手 53% △同龍 6/6:37
37手 53% ▲飛打 5/7:08
 龍を消す要求
36手 53% △龍3 8/6:43
35手 53% ▲龍叩 17/7:13
 17分考えて最善手の藤井王将
 これで前例無しに
34手 53% △飛成 25/6:51
 名人戦と別れ、C1踏襲した羽生九段、
 藤井王将は知っているでしょうか?

33手 52% ▲玉左 4
32手 52% △飛打 4
31手 52% ▲銀直 2
 一方で、真剣に読む藤井王将
30手 52% △角打 14/7:20
 第4局同様、作戦が決まっている羽生九段は
 時間を使っているのか時間を潰しているのか
 潰す理由は、想定外長手数にならないように
29手 52% ▲8辛抱 13/7:36
 最近の前例は昨年8月C1▲金井△西尾の1局

28手 52% △8垂
27手 52% ▲同桂
26手 52% △角交換 10/7:34
25手 52% ▲右桂 8/7:49
24手 53% △同歩
 前例は昨年5月の王位リーグ▲澤田△羽生
 今年1月の朝日杯▲藤井△阿久津 など多数
23手 53% ▲飛交換
 角換わりならぬ、飛車換わりに
22手 53% △飛浮
 飛交換要求
21手 53% ▲角上 1
20手 53% △横歩 1
19手 53% ▲3筋 1
18手 53% △中住 7/7:45
 7分使って、主流の中住まい
17手 53% ▲中住 1
 最初の1分を使った藤井王将
16手 53% △角上 1
 △3三角型 もっとも主流
15手 52% ▲横歩
 横歩取り
14手 52% △同飛
13手 52% ▲同歩
12手 52% △8突 4
 離席した羽生九段
11手 52% ▲同飛
10手 52% △同歩
9手 52% ▲2突
8手 52% △金上
7手 52% ▲金上
6手 52% △飛先 1
5手 52% ▲飛先
 同意した藤井王将
4手 52% △飛先 2
 横歩取りにほぼ限定した羽生九段
3手 52% ▲角道
 同意した藤井王将
2手 52% △角道
 横歩取り系に誘った羽生九段
1手 51% ▲飛先

皆さん、おはようございます!

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