王将戦 七番勝負 第4局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局です。
第4局では再び先手となる羽生九段、第2局と同じように作戦を決めてタイに追いつくでしょうか。最近の羽生九段の先手での戦型をみると、角換わりと相掛かりが多くなっています。藤井王将は、先手角換わりでは無敵の強さですが、後手角換わりでは時折負けています。棋王戦 復活決勝では、まさにその形の戦いでしたが、藤井王将の読みが勝りました。羽生九段は、この対局をベースに改良してくるかもしれません。また、再度 相掛かりということも考えられます。
広瀬八段が竜王戦で、先手番なら藤井竜王に勝つ方法があることを示したように、羽生九段も王将戦で藤井王将に勝つ方法を示してくれるでしょうか。
速報ニュース (1手毎の形勢はこの下)
羽生九段が勝って 2-2 のタイとしました。
先手の羽生九段は、角換わりから早い右桂跳ね・6筋速攻へと誘導しました。藤井王将は時間をかけて羽生作戦を解読し、互角のまま1日目が終わります。
2日目、藤井王将は封じ手から羽生作戦外しに出ます。しかし、羽生九段はしっかり対応してリードを広げて行きます。藤井王将は何度か勝負をかけますが、羽生九段が冷静に寄せ合いを制しました。
第2局に続いて第4局も、先手の羽生九段の作戦勝ちとなりました。竜王戦で広瀬八段があと一つ足りなかったことを、羽生九段は着実に実行しているように見えます。
50歳を過ぎると、なかなかきついと思います。しかし将棋星人はAIの力を得てスーパーサイヤ人になったのです。50代でこれができるのが、羽生九段の羽生九段たる所以なのでしょう。
王将戦 七番勝負 | |||||
4 | 藤井聡太 王将 | 羽生善治 九段 | 2 | ||
第1局 1/8(日) 1/9(月) | 〇 | 一手損角換わり 91手 | ● | 掛川市 掛川城 二の丸茶室 | |
第2局 1/21(土) 1/22(日) | ● | 相掛かり 101手 | 〇 | 大阪府 高槻市 山水館 | |
第3局 1/28(土) 1/29(日) | 〇 | 雁木 95手 | ● | 金沢市 金沢東急 ホテル | |
第4局 2/9(木) 2/10(金) | ● | 角換わり 107手 | 〇 | 立川市 SORANO HOTEL | |
第5局 2/25(土) 2/26(日) | 〇 | 横歩取り 101手 | ● | 島根県 大田市 さんべ荘 | |
第6局 3/11(土) 3/12(日) | 〇 | 角換わり 88手 | ● | 佐賀県 上峰町 大幸園 | |
第7局 3/25(土) 3/26(日) | 栃木県 大田原市 ホテル花月 | ||||
先手 | 後手 |
王将戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃
2日目 自動更新 終了
後手△藤井王将 先手▲羽生九段
公式棋譜並べ
羽生九段、おめでとうございます
藤井王将、お疲れさまでした
△投了 16:03
107手 ▲勝8手 ▲馬寄

106手 ▲勝9手 △同金
105手 99% ▲飛成
104手 99% △玉上
103手 99% ▲桂打
寄せる羽生九段
102手 99% △飛成
ここで攻めが切れた藤井王将
101手 98% ▲玉引 3
100手 99% △飛打
99手 98% ▲同玉
98手 98% △8成 1
97手 97% ▲6突 22/1:59
96手 97% △8突 16/1:03 ai28飛打
ここでギリギリの駆け引きを続ける両棋士
95手 93% ▲桂叩 5/2:21
94手 93% △角打
93手 93% ▲銀不成 35/2:26 ai64歩打
92手 97% △桂跳 9/1:19 ai28飛打
決着をつけに行ったのでしょうか
いや最後の大勝負か

91手 81% ▲同金 5/3:01 ai同玉
△28飛打に対して金寄で紐がつかない
香打で金を守るしかないが、
それが安全と読んだのでしょうか
90手 89% △6叩 1
藤井王将、久々の反撃
89手 89% ▲香払
88手 89% △玉右
87手 88% ▲飛打 31/3:06
86手 88% △銀打 2/1:29
寄せ続ける羽生九段
今日は真剣に読んでいるようです
いまだ片矢倉っぽい囲いが盤石
85手 88% ▲同銀
84手 88% △飛角交換
83手 88% ▲銀打
82手 88% △同桂
81手 88% ▲同銀
80手 88% △同銀
79手 88% ▲桂成 45/3:37
昼食休憩
これまで11回の番勝負すべて勝っている
藤井王将、4局終わった時点で 2-2のタイと
なったのは一昨年の豊島叡王に挑戦した1回
だけです。その時は5局すべて先手が勝ち
ました。その頃は振り駒運も良く、先手を
引き続けた藤井王将。さて、この王将戦、
先手が勝つ流れが続くでしょうか。
東京は雪が降っています。
遠くを見つめる藤井王将。
78手 88% △桂打 ai31飛
曲折受けを続ける藤井王将
もし羽生九段が間違えると
逆転の可能性が出てきます
77手 86% ▲銀打 4
76手 86% △同金
75手 86% ▲同歩成 45/4:26
昼食休憩明けまで指さないかと思いました
が、指したということは読めたのでしょう
74手 85% △銀直 74/1:31 ai41桂打
寄せ合いで先手が速い
藤井王将は、とても悩み深いのか
それとも渾身の勝負手か

73手 62% ▲角打
後手玉頭に集中砲火の羽生九段
銀損なので早めにリードを広げたい
72手 62% △同金
71手 61% ▲飛角交換 29/5:11
70手 61% △角打
読み筋は僅差で先手の攻め合い。
藤井王将は、この攻め合い勝負で負けたら
仕方がないという思いかもしれません。
69手 61% ▲飛出 8/5:40
68手 61% △銀引 ai45銀
67手 59% ▲角成 5/5:48
66手 59% △同玉 144/2:45 ai同銀
攻め合いで先手が速い。
なんと!藤井王将の封じ手は同玉でした。
羽生作戦にはまっているようなので、
藤井王将は形勢よりも羽生作戦外しを
優先したのでしょうか。
残り時間 羽生九段 5:53 藤井王将 2:45
1日目は、先手の羽生九段が角換わりから
早い右桂跳ね・6筋速攻へと誘導しました。
角換わりを得意とする藤井王将ですが、
後手の時は竜王戦で広瀬八段・順位戦で
永瀬王座に敗れています。ここまで4局で
最も長く1日目に時間を使った藤井王将。
一方、読む素振りを見せずに最善手を
指し続ける羽生九段。
2日目は66手△同銀 67手▲62歩成で始まる
と予想します。注目は、藤井王将の68手。
1日目 自動更新 終了
後手△藤井王将 先手▲羽生九段
公式棋譜並べ
▶藤井王将が66手目を封じました
65手 48% ▲桂成 1
140分以上考え中の藤井王将、
△同銀 ▲62歩成と進んだ次の68手が難しい
と見て、その前に66手で封じ手でしょうか。

64手 48% △同歩
63手 48% ▲2突 31/5:54
62手 48% △銀打 57/5:09
57分考えて最善手の藤井王将。
読み筋は左側攻め合い、後手押し気味
ですが、難解で、容易ではない模様。
61手 48% ▲角打 13/6:25
自分の手番でも読んでいる気配が無い
羽生九段。それでもしっかりAI最善手。
なのに時間を使うのは、藤井王将も
時間を使いやすくして、長手数にならない
(想定外にならない)ようにコントロール
しているのでしょうか。
60手 48% △金引 5/6:06
59手 48% ▲桂打 7/6:38
明らかに、指し手が決まっているのに
7分の間を取った羽生九段。
AIもここで悩むことを発見して、
この作戦を採用したのでしょうか。
58手 48% △金寄 44/6:11
44分考えて穏当に金逃げ
当AI・連盟AIともに揺れています
昼食休憩
△72金が穏当ですが、
強く△86歩もあるようで、
羽生作戦を感じて、長考する藤井王将
57手 48% ▲6叩
56手 49% △同銀
55手 49% ▲同銀 6/6:45
指し手が決まっていても
時間を使って難読化する羽生九段
54手 49% △同桂 13/6:55
先手玉金が普通と違いますが、
藤井王将は解読するでしょうか
53手 49% ▲6突 6/6:51
羽生九段の今日の作戦。
先手は銀桂交換から6筋攻撃がありますが、
逆襲も痛そうでAIも悩んでいるようです。

52手 49% △銀上 13/6:57
51手 49% ▲桂跳 18/6:57
受けずに反撃、4筋6筋の攻め合い
前例は見つからず
50手 51% △6突 6/7:21
打開となったので、
いつも通り先に仕掛けた藤井王将
49手 51% ▲玉右 1
これもAI最善手、これで千日手打開
48手 51% △腰掛銀
47手 50% ▲金離 1
46手 51% △銀戻 6/7:27
45手 50% ▲金戻 1
先手金と後手銀が往復運動すると
千日手ですが、、、
44手 51% △腰掛銀 3
43手 51% ▲金離 5/7:18
変な手に見えますがAI候補手
実はAIバリバリの羽生九段
42手 51% △銀戻 5/7:36
玉は動かさず、銀だけで待機
41手 51% ▲入城 5/7:23
40手 51% △腰掛銀 2
12/8の羽生九段は中央への飛車回フェイント
がありました。藤井王将はこれを警戒中?

39手 51% ▲玉左 8
羽生九段はさっさと入城でしょうか
12/8から変えてきました
38手 51% △銀戻 4
待機モード発動、12/8は中住で待機
37手 50% ▲6筋 1
36手 50% △腰掛銀 4
4分間、何を考えていた?
同じだな、、、とか?
35手 50% ▲腰掛銀 1
12/8に合流しました
34手 50% △飛下段
33手 50% ▲金直 1
32手 50% △金直 2
31手 50% ▲飛下段 2
30手 50% △右桂
29手 50% ▲右桂 1
28手 50% △9筋 1
27手 50% ▲9筋
26手 50% △銀直
25手 50% ▲玉左 1
24手 50% △6筋
後手も腰掛銀模様、12/8に合流可能性
23手 50% ▲銀上 1
22手 51% △玉左 1
21手 50% ▲4筋 6/7:44
6分で腰掛銀模様に決断した羽生九段
20手 51% △7筋 3
後手も早繰銀をやる気配を見せる牽制
19手 50% ▲金上 1
18手 50% △銀上
17手 50% ▲3筋 1
ここで変えました。
早繰銀をやる気配を見せる牽制
16手 51% △矢倉銀 1
12/8の棋王戦 復活決勝と同じ手順
▲羽生 △藤井 相腰掛銀、〇藤井
15手 51% ▲銀直 1
14手 51% △1筋 1
13手 51% ▲1筋 1
この1筋が最近の角換わり
12手 51% △銀上
11手 51% ▲同銀
10手 51% △角交換
角換わり
9手 51% ▲銀上
銀の上がり位置が藤井王将と同じ
8手 51% △角道
7手 51% ▲角上
6手 51% △金上
同意した藤井王将
5手 51% ▲角道 4
角換わりに誘った羽生九段
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先 2
記者退席の2分
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先
角換わりか相掛かりか
皆さん、おはようございます!