王将戦 七番勝負 第3局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局 1日目です。
羽生九段が勝って 1-1 のタイとした第2局、先手の羽生九段は相掛かりから準備した作戦に誘導しましたが、藤井王将も知っている手順でした。そこで羽生九段は午後からプランBに変更。藤井王将は時間をかけて解読しようとしますが、羽生九段の59手で悩み深くなった模様。
2日目、悩む藤井王将は午後の74手で勝負をかけて寄せに持ち込みます。しかし羽生九段は読めていたようで、冷静に受け切って勝ちました。
羽生九段は、一昨年までは人間的な指し回しだったと思います。しかし昨年からAI的指し回しが増え、特に昨年末の王将リーグや棋王戦 挑決では、豊島九段のようなAI最新形を多用していました。第2局は、羽生九段が事前にAIを使ってしっかり準備した作戦が成功したように思われます。
さて再び藤井王将の先手となる第3局、後手の羽生九段は、一手損角換わりに続いて、今度こそ横歩取りに誘導するでしょうか。
王将戦 七番勝負 第3局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局 2日目です。
1日目は後手の羽生九段が雁木/振り飛車陽動から二枚銀雁木へと進み、今月の棋聖戦 2次予選 ▲豊島△大橋戦 の類似形へと誘導しました。藤井王将は29手で浮き飛車、前例から離れようとします。しかしこれも想定内だったのか、羽生九段は銀打から3筋攻撃を狙います。その後3筋4筋で押し込む羽生九段、なんとか抑える藤井王将と互角のまま進み、羽生九段が50手目を封じました。
ここまで自信がありそうな羽生九段、時間をかけてしっかり解読する藤井王将、2日目はどんな将棋になるでしょうか。
速報ニュース (1手毎の形勢はこの下)
藤井王将が勝って 2-1 としました。ここまで3局とも先手が勝つ流れに。
王将戦 七番勝負 | |||||
4 | 藤井聡太 王将 | 羽生善治 九段 | 2 | ||
第1局 1/8(日) 1/9(月) | 〇 | 一手損角換わり 91手 | ● | 掛川市 掛川城 二の丸茶室 | |
第2局 1/21(土) 1/22(日) | ● | 相掛かり 101手 | 〇 | 大阪府 高槻市 山水館 | |
第3局 1/28(土) 1/29(日) | 〇 | 雁木 95手 | ● | 金沢市 金沢東急 ホテル | |
第4局 2/9(木) 2/10(金) | ● | 角換わり 107手 | 〇 | 立川市 SORANO HOTEL | |
第5局 2/25(土) 2/26(日) | 〇 | 横歩取り 101手 | ● | 島根県 大田市 さんべ荘 | |
第6局 3/11(土) 3/12(日) | 〇 | 角換わり 88手 | ● | 佐賀県 上峰町 大幸園 | |
第7局 3/25(土) 3/26(日) | 栃木県 大田原市 ホテル花月 | ||||
先手 | 後手 |
王将戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃
2日目 午後 現局面は公式棋譜並べ
後手△羽生九段 先手▲藤井王将
この下 一手毎形勢 自動更新 終了
藤井王将、おめでとうございます
羽生九段、お疲れさまでした
△投了 16:10
95手 ▲勝14手 ▲金打

94手 ▲勝15手 △9突
93手 ▲勝22手 ▲玉端
92手 ▲勝23手 △7成
91手 99% ▲4突
90手 99% △金寄
89手 98% ▲玉左
88手 98% △馬突 1:16
羽生九段、最後の攻め
87手 97% ▲金叩 1:19
86手 97% △金寄 ai67馬
85手 94% ▲金叩
84手 94% △同金
83手 94% ▲玉叩 1:20
82手 94% △金出 10/1:19 ai44銀
81手 90% ▲銀打 1:24
AI考え直し、藤井王将 正しい
80手 90% △同歩
79手 89% ▲2突 5/1:27
78手 89% △角成
77手 88% ▲同金
76手 88% △同銀成 6/1:29
75手 87% ▲右桂 5/1:32
74手 87% △金上 3/1:35 ai36角成
先手の攻めが分かり易くなってきた
かもしれません
73手 74% ▲飛2 7/1:37
72手 74% △角打 2
71手 73% ▲飛下 28/1:44
70手 73% △銀出 ai95歩
攻め合いで先手が速そうですが、
複雑な形で、後手も十分勝負できそうです

69手 66% ▲桂跳 1
68手 66% △7叩 27/1:40
67手 65% ▲同歩 12/2:13
66手 65% △7叩
65手 64% ▲同歩 24/2:25
64手 64% △8突 27/2:07 ai36歩打
羽生九段、勝負に出たでしょうか
昼食休憩
藤井王将に後手陣攻略のチャンスがやって
きました。羽生九段は暫く辛抱しないと
いけない展開。ここをしのぎ切って
再びチャンスを掴めるでしょうか。
63手 61% ▲飛上 16/2:49
62手 61% △玉引
61手 61% ▲玉叩
60手 61% △3成 30/2:34
上がった玉を引かなければいけない事態
1手を争う局面で2手損は痛い
30分かけて覚悟を決めた羽生九段
59手 60% ▲3謝 2
桂跳で後手玉を上から抑え込む布石。
2分で指すということは、前々から読んで
いたはず。後手が58手をどう指すか分から
ないのに、これも読んでいたというのが
藤井王将が大量に読んでいる証。
それゆえ、一瞬のスキを逃さない。

58手 60% △玉上 10/3:04 ai83角打
先手は後手陣を崩すチャンス
これが勝敗のキッカケになるでしょうか
57手 58% ▲馬上 7/3:07
56手 58% △金上 21/3:14
銀に紐付けの一手を余計に指すことに
なりましたが、計画か、不本意か
55手 58% ▲馬上 6/3:14
早速、銀取り
54手 58% △玉上 1 ai43玉
隣のマスですが、▲馬上が銀取に
53手 53% ▲角成 14/3:20
52手 53% △3払 44/3:36
羽生九段は残り時間を
藤井王将に合わせている感があるのですが
51手 53% ▲角打 27/3:34
50手 53% △玉左 29/4:20
封じ手は世間の第2候補
読み筋は、先手は角打から角成へ
後手は3筋の歩を払って玉を安定化
皆さん、おはようございます!
1日目 現局面は公式棋譜並べ
後手△羽生九段 先手▲藤井王将
この下 一手毎形勢 自動更新 終了
▶羽生九段が50手目を封じました
残り 藤井王将 4:01 羽生九段 4:20
49手 54% ▲5筋 16/4:01
先手には▲63角打がありますが、
後手は構わず3筋4筋押し込んで行く展開
でしょうか

48手 54% △金上 36/4:49
封じ手も良いタイミング、
悩んでいるなら、ここで封じたはず。
指したということは、
羽生九段は自信があるのでしょうか。
47手 51% ▲1筋 56/4:17
AI推奨は68金/28飛でしたが1筋
46手 55% △3打 8/5:25
45手 54% ▲飛3 12/5:13
44手 54% △7筋 23/5:33
43手 53% ▲玉左 8/5:25
42手 53% △6筋 15/5:56
指し手・時間から見て
羽生九段は作戦通り
藤井王将は時間を使って解読できている
ように見えます
41手 53% ▲金引 9/5:33
40手 53% △金叩
39手 53% ▲同金
38手 53% △4成 3/6:11
37手 53% ▲飛引 84/5:42
84分の大長考で普通に飛引
後手が3筋から攻めてくることを考えて
しっかり局面解読したのでしょうか
昼食休憩
はたして今回も羽生九段の作戦通りに
進んでいるのでしょうか。それとも
藤井王将が作戦外しに成功したでしょうか。
盤面を読む速度は藤井王将が断然上ですが
勝負勘なら羽生九段が。藤井王将が
どのタイミングでどの手に変えるとか
羽生九段の予想が結構当たっているとか
36手 53% △銀打 1
本格的な戦いに入りましたが、
あまり時間を使わず最善手継続なので
想定内っぽい羽生九段

35手 53% ▲3突
34手 53% △4突 3
33手 52% ▲同桂 2
32手 52% △角交換 6/6:18
31手 52% ▲3叩 1
30手 52% △4突 44/6:24
44分使った羽生九段ですが、
想定外で読み直したのか、
想定内だが読み直しのフリをしたのか
29手 52% ▲飛浮
前例は袖飛車。藤井王将は羽生九段の作戦を
外す為に、思い切った手を指したでしょうか
28手 52% △同銀
27手 52% ▲3突 16/7:09
また別れました。羽生九段が前例に誘い
藤井王将が変える展開。
26手 52% △銀上 19/7:08
二枚銀雁木に。今月の棋聖戦 2次予選
▲豊島△大橋に合流。(端歩が違いますが)
先手が勝ちやすい形のようですが、
▲豊島△大橋は後手勝ち。
王将戦 第2局は順位戦 ▲豊島△斎藤の
類似形だったので、羽生九段は豊島九段の
対局をベースにしているでしょうか。

25手 52% ▲3突
ここで仕掛けた藤井王将
24手 52% △銀上 6/7:27
23手 52% ▲早繰銀 12/7:25
▲藤井△広瀬では棒銀でしたが
今日は早繰銀に出た藤井王将
22手 52% △5筋 5/7:33
21手 52% ▲金寄 4
20手 53% △金上 3
これで別れました。
羽生九段は▲藤井△広瀬を研究した上で
改良してきたのでしょうか
19手 51% ▲銀上 4
今期 順位戦A級 ▲藤井 △広瀬 に合流
18手 51% △飛先 1
これで居飛車に決めたでしょうか
17手 51% ▲銀上 1
16手 51% △金上 2
15手 51% ▲3筋 1
序盤から、かなりの神経戦になりました
14手 52% △飛先 6/7:44
まだ振り飛車銀冠の可能性もあります
13手 51% ▲玉左 1
12手 52% △雁木銀 5/7:50
11手 51% ▲角上 9/7:48
普通36歩・68玉などのようですが、
この角上で、最近の前例が無くなりました
10手 52% △銀直 2
雁木・振り飛車、どっちも行ける形
天彦九段が陽動振り飛車でよくやってます
9手 51% ▲9筋 2
8手 53% △9筋 1
振り飛車っぽいが、そう思わせて?
7手 52% ▲銀上
6手 52% △角上
5手 51% ▲飛先 1
4手 52% △角止 2
なんと、振り飛車?雁木?
3手 52% ▲角道
2手 52% △角道
第1局と同じ
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます!