1/28(土)-29(日) 藤井聡太 羽生善治 王将戦 第3局 〇藤井王将 2-1

 王将戦 七番勝負 第3局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局 1日目です。
 羽生九段が勝って 1-1 のタイとした第2局、先手の羽生九段は相掛かりから準備した作戦に誘導しましたが、藤井王将も知っている手順でした。そこで羽生九段は午後からプランBに変更。藤井王将は時間をかけて解読しようとしますが、羽生九段の59手で悩み深くなった模様。
 2日目、悩む藤井王将は午後の74手で勝負をかけて寄せに持ち込みます。しかし羽生九段は読めていたようで、冷静に受け切って勝ちました。
 羽生九段は、一昨年までは人間的な指し回しだったと思います。しかし昨年からAI的指し回しが増え、特に昨年末の王将リーグや棋王戦 挑決では、豊島九段のようなAI最新形を多用していました。第2局は、羽生九段が事前にAIを使ってしっかり準備した作戦が成功したように思われます。
 さて再び藤井王将の先手となる第3局、後手の羽生九段は、一手損角換わりに続いて、今度こそ横歩取りに誘導するでしょうか。
 王将戦 七番勝負 第3局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局 2日目です。
 1日目は後手の羽生九段が雁木/振り飛車陽動から二枚銀雁木へと進み、今月の棋聖戦 2次予選 ▲豊島△大橋戦 の類似形へと誘導しました。藤井王将は29手で浮き飛車、前例から離れようとします。しかしこれも想定内だったのか、羽生九段は銀打から3筋攻撃を狙います。その後3筋4筋で押し込む羽生九段、なんとか抑える藤井王将と互角のまま進み、羽生九段が50手目を封じました。
 ここまで自信がありそうな羽生九段、時間をかけてしっかり解読する藤井王将、2日目はどんな将棋になるでしょうか。

速報ニュース (1手毎の形勢はこの下)

 藤井王将が勝って 2-1 としました。ここまで3局とも先手が勝つ流れに。

王将戦 七番勝負
藤井聡太
王将
羽生善治
九段
第1局
1/8(日)
1/9(月)
一手損角換わり
91手
掛川市
掛川城
二の丸茶室
第2局
1/21(土)
1/22(日)
相掛かり
101手
大阪府
高槻市
山水館
第3局
1/28(土)
1/29(日)
雁木
95手
金沢市
金沢東急
ホテル
第4局
2/9(木)
2/10(金)
角換わり
107手
立川市
SORANO
HOTEL
第5局
2/25(土)
2/26(日)
横歩取り
101手
島根県
大田市
さんべ荘
第6局
3/11(土)
3/12(日)
角換わり
88手
佐賀県
上峰町
大幸園
第7局
3/25(土)
3/26(日)
栃木県
大田原市
ホテル花月
先手後手

王将戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃

2日目 午後 現局面は公式棋譜並べ
後手△羽生九段 先手▲藤井王将
この下 一手毎形勢 自動更新 終了

藤井王将、おめでとうございます
羽生九段、お疲れさまでした
△投了 16:10
95手 ▲勝14手 ▲金打

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

94手 ▲勝15手 △9突
93手 ▲勝22手 ▲玉端
92手 ▲勝23手 △7成
91手 99% ▲4突
90手 99% △金寄
89手 98% ▲玉左
88手 98% △馬突 1:16
 羽生九段、最後の攻め
87手 97% ▲金叩 1:19
86手 97% △金寄 ai67馬
85手 94% ▲金叩
84手 94% △同金
83手 94% ▲玉叩 1:20
82手 94% △金出 10/1:19 ai44銀
81手 90% ▲銀打 1:24
 AI考え直し、藤井王将 正しい
80手 90% △同歩
79手 89% ▲2突 5/1:27
78手 89% △角成
77手 88% ▲同金
76手 88% △同銀成 6/1:29
75手 87% ▲右桂 5/1:32
74手 87% △金上 3/1:35 ai36角成
 先手の攻めが分かり易くなってきた
 かもしれません
73手 74% ▲飛2 7/1:37
72手 74% △角打 2
71手 73% ▲飛下 28/1:44
70手 73% △銀出 ai95歩
 攻め合いで先手が速そうですが、
 複雑な形で、後手も十分勝負できそうです

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

69手 66% ▲桂跳 1
68手 66% △7叩 27/1:40
67手 65% ▲同歩 12/2:13
66手 65% △7叩
65手 64% ▲同歩 24/2:25
64手 64% △8突 27/2:07 ai36歩打
 羽生九段、勝負に出たでしょうか

 昼食休憩
 藤井王将に後手陣攻略のチャンスがやって
 きました。羽生九段は暫く辛抱しないと
 いけない展開。ここをしのぎ切って
 再びチャンスを掴めるでしょうか。

63手 61% ▲飛上 16/2:49
62手 61% △玉引
61手 61% ▲玉叩
60手 61% △3成 30/2:34
 上がった玉を引かなければいけない事態
 1手を争う局面で2手損は痛い
 30分かけて覚悟を決めた羽生九段
59手 60% ▲3謝 2
 桂跳で後手玉を上から抑え込む布石。
 2分で指すということは、前々から読んで
 いたはず。後手が58手をどう指すか分から
 ないのに、これも読んでいたというのが
 藤井王将が大量に読んでいる証。
 それゆえ、一瞬のスキを逃さない。

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

58手 60% △玉上 10/3:04 ai83角打
 先手は後手陣を崩すチャンス
 これが勝敗のキッカケになるでしょうか

57手 58% ▲馬上 7/3:07
56手 58% △金上 21/3:14
 銀に紐付けの一手を余計に指すことに
 なりましたが、計画か、不本意か
55手 58% ▲馬上 6/3:14
 早速、銀取り
54手 58% △玉上 1 ai43玉
 隣のマスですが、▲馬上が銀取に
53手 53% ▲角成 14/3:20
52手 53% △3払 44/3:36
 羽生九段は残り時間を
 藤井王将に合わせている感があるのですが
51手 53% ▲角打 27/3:34
50手 53% △玉左 29/4:20
 封じ手は世間の第2候補
 読み筋は、先手は角打から角成へ
 後手は3筋の歩を払って玉を安定化

皆さん、おはようございます!

1日目 現局面は公式棋譜並べ
後手△羽生九段 先手▲藤井王将
この下 一手毎形勢 自動更新 終了

▶羽生九段が50手目を封じました
 残り 藤井王将 4:01 羽生九段 4:20

49手 54% ▲5筋 16/4:01
 先手には▲63角打がありますが、
 後手は構わず3筋4筋押し込んで行く展開
 でしょうか

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

48手 54% △金上 36/4:49
 封じ手も良いタイミング、
 悩んでいるなら、ここで封じたはず。
 指したということは、
 羽生九段は自信があるのでしょうか。
47手 51% ▲1筋 56/4:17
 AI推奨は68金/28飛でしたが1筋
46手 55% △3打 8/5:25
45手 54% ▲飛3 12/5:13
44手 54% △7筋 23/5:33
43手 53% ▲玉左 8/5:25
42手 53% △6筋 15/5:56
 指し手・時間から見て
 羽生九段は作戦通り
 藤井王将は時間を使って解読できている
 ように見えます
41手 53% ▲金引 9/5:33
40手 53% △金叩
39手 53% ▲同金
38手 53% △4成 3/6:11
37手 53% ▲飛引 84/5:42
 84分の大長考で普通に飛引
 後手が3筋から攻めてくることを考えて
 しっかり局面解読したのでしょうか

 昼食休憩
 はたして今回も羽生九段の作戦通りに
 進んでいるのでしょうか。それとも
 藤井王将が作戦外しに成功したでしょうか。
 盤面を読む速度は藤井王将が断然上ですが
 勝負勘なら羽生九段が。藤井王将が
 どのタイミングでどの手に変えるとか
 羽生九段の予想が結構当たっているとか

36手 53% △銀打 1
 本格的な戦いに入りましたが、
 あまり時間を使わず最善手継続なので
 想定内っぽい羽生九段

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

35手 53% ▲3突
34手 53% △4突 3
33手 52% ▲同桂 2
32手 52% △角交換 6/6:18
31手 52% ▲3叩 1
30手 52% △4突 44/6:24
 44分使った羽生九段ですが、
 想定外で読み直したのか、
 想定内だが読み直しのフリをしたのか
29手 52% ▲飛浮
 前例は袖飛車。藤井王将は羽生九段の作戦を
 外す為に、思い切った手を指したでしょうか
28手 52% △同銀
27手 52% ▲3突 16/7:09
 また別れました。羽生九段が前例に誘い
 藤井王将が変える展開。
26手 52% △銀上 19/7:08
 二枚銀雁木に。今月の棋聖戦 2次予選
 ▲豊島△大橋に合流。(端歩が違いますが)
 先手が勝ちやすい形のようですが、
 ▲豊島△大橋は後手勝ち。
 王将戦 第2局は順位戦 ▲豊島△斎藤の
 類似形だったので、羽生九段は豊島九段の
 対局をベースにしているでしょうか。

後手△羽生九段      先手▲藤井王将

25手 52% ▲3突
 ここで仕掛けた藤井王将
24手 52% △銀上 6/7:27
23手 52% ▲早繰銀 12/7:25
 ▲藤井△広瀬では棒銀でしたが
 今日は早繰銀に出た藤井王将
22手 52% △5筋 5/7:33
21手 52% ▲金寄 4
20手 53% △金上 3
 これで別れました。
 羽生九段は▲藤井△広瀬を研究した上で
 改良してきたのでしょうか
19手 51% ▲銀上 4
 今期 順位戦A級 ▲藤井 △広瀬 に合流
18手 51% △飛先 1
 これで居飛車に決めたでしょうか
17手 51% ▲銀上 1
16手 51% △金上 2
15手 51% ▲3筋 1
 序盤から、かなりの神経戦になりました
14手 52% △飛先 6/7:44
 まだ振り飛車銀冠の可能性もあります
13手 51% ▲玉左 1
12手 52% △雁木銀 5/7:50
11手 51% ▲角上 9/7:48
 普通36歩・68玉などのようですが、
 この角上で、最近の前例が無くなりました
10手 52% △銀直 2
 雁木・振り飛車、どっちも行ける形
 天彦九段が陽動振り飛車でよくやってます
9手 51% ▲9筋 2
8手 53% △9筋 1
 振り飛車っぽいが、そう思わせて?
7手 52% ▲銀上
6手 52% △角上
5手 51% ▲飛先 1
4手 52% △角止 2
 なんと、振り飛車?雁木?
3手 52% ▲角道
2手 52% △角道
 第1局と同じ
1手 51% ▲飛先

皆さん、おはようございます!

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