王将戦 七番勝負 第2局、藤井聡太王将と羽生善治九段の対局です。
第1局は、後手の羽生九段が横歩取り模様から一手損角換わりに誘導し、2日目昼まで互角の形勢が続きましたが、午後に入ってからの難解局面で藤井王将が徐々にリードを築いて勝ち切りました。藤井王将の二日制タイトル戦は、2日目午前中に形勢が動くことが多いのですが、羽生九段は午後まで粘り続けました。
さて、第2局は羽生九段の先手ですので、再び羽生九段の誘導で戦型が決まると思われます。羽生九段の最近の先手番を見ると、角換わりに誘導することが多いのですが、藤井王将は角換わりでほぼ無敵です。第1局で暫く指していない一手損角換わりに誘導したことを考えると、第2局もレアな戦型を持ち出すかもしれません。羽生九段は居飛車主体ながら振り飛車も指す、将棋に関してオールマイティです。藤井王将の得手不得手を考えると、相雁木に誘うのが面白いように思えます。これは深浦九段が成功している方法です。藤井王将は、相手が何に誘おうと受けて立つ王者の将棋ですので、相雁木を受けるでしょう。
第2局も熱戦を期待します。
速報ニュース (1手毎の形勢はこの下)
羽生九段が勝って1-1としました。
王将戦 七番勝負 | |||||
4 | 藤井聡太 王将 | 羽生善治 九段 | 2 | ||
第1局 1/8(日) 1/9(月) | 〇 | 一手損角換わり 91手 | ● | 掛川市 掛川城 二の丸茶室 | |
第2局 1/21(土) 1/22(日) | ● | 相掛かり 101手 | 〇 | 大阪府 高槻市 山水館 | |
第3局 1/28(土) 1/29(日) | 〇 | 雁木 95手 | ● | 金沢市 金沢東急 ホテル | |
第4局 2/9(木) 2/10(金) | ● | 角換わり 107手 | 〇 | 立川市 SORANO HOTEL | |
第5局 2/25(土) 2/26(日) | 〇 | 横歩取り 101手 | ● | 島根県 大田市 さんべ荘 | |
第6局 3/11(土) 3/12(日) | 〇 | 角換わり 88手 | ● | 佐賀県 上峰町 大幸園 | |
第7局 3/25(土) 3/26(日) | 栃木県 大田原市 ホテル花月 | ||||
先手 | 後手 |
王将戦 7番勝負は、
・持ち時間 8時間 2日制
・開始:9:00
・昼食休憩:12:30-13:30
・1日目 18時過ぎたら封じ手
・終局見込み:2日目 夕方-20時頃
2日目 現局面は公式棋譜並べ
後手△藤井王将 先手▲羽生九段
この下 一手毎形勢 自動更新 終了
羽生九段、おめでとうございます
藤井王将、お疲れさまでした
△投了 17:56
101手 99% ▲香打

100手 99% △飛成
99手 99% ▲玉下
98手 99% △頭銀
97手 99% ▲同玉
96手 99% △同金
95手 99% ▲同銀
94手 99% △頭銀
93手 99% ▲玉下
92手 99% △頭金
91手 99% ▲玉右
90手 99% △頭金
89手 99% ▲玉右 1:02
88手 99% △香打 0:09
87手 99% ▲同玉
86手 99% △銀打
85手 98% ▲同銀
84手 98% △馬突 0:11
83手 96% ▲同玉
82手 96% △角成 13/12
81手 92% ▲銀打 21/1:08
80手 92% △同角 0:25 ai23歩
藤井王将は、先週の朝日杯の増田六段戦は、
寄せ続け作戦で逆転勝ちしたのですが、
今日は考える時間が十分あるのと、
相手が終盤に強い羽生九段なので。
79手 71% ▲4筋 41/1:29
羽生九段は読めていそうな気配
78手 71% △飛打 35/0:26 ai98飛打
77手 63% ▲銀打 2
76手 63% △同馬
75手 63% ▲同金 72/2:12
74手 62% △銀打 85/1:01 ai41飛打
AIも揺れる難解局面、
力ずくで寄せに持ち込む藤井王将、
しかし先手は受け切れる模様。
但し二人とも読めない局面だとすると、
勝負勘で勝敗が決まることに。

昼食休憩
73手 52% ▲龍上 7/3:24
72手 52% △角打 8/2:26 ai31香打
71手 50% ▲龍引 1
70手 50% △馬引
69手 50% ▲同歩
68手 50% △同銀 3
67手 50% ▲銀打 5/3:32 ai56香打
パッと見える香打ではなく銀打
後手は働かなかった銀を持ち駒にして
働かす余地が出てきました

66手 58% △金払
65手 58% ▲銀払 56/3:37
残り時間を1時間差にしたところで
指す羽生九段。指し手は決めていたように
思いますが、慌てず time control
64手 58% △馬引 52/2:37
52分考えましたが、他に良い手が無く
やむなくという感じでしょうか。
ここは辛抱どころ。
63手 58% ▲飛成 31/4:33
62手 58% △角成 7/3:29
61手 58% ▲飛打 37/5:04
封じ手は予想通り
皆さん、おはようございます!
1日目は、先手の羽生九段が相掛かりに誘導、
右側から仕掛けますが、藤井王将も知って
いる手順でした。そこで羽生九段は、午後
43手でプランBに変更し1筋攻め。
藤井王将は時間をかけて解読します。が、
羽生九段の59手で悩み深くなった模様。
羽生九段はチャンスを生かすでしょうか。
1日目 現局面は公式棋譜並べ
後手△藤井王将 先手▲羽生九段
この下 一手毎形勢 自動更新 終了
▶羽生九段が61手目を封じました
60手 58% △玉右 56/3:36 ai32角打
藤井王将、悩んでいるでしょうか。
羽生九段に右側攻略のチャンスが来た
かもしれません。AIは揺れ始めました。

59手 51% ▲金打
敵陣のこの金をノータイムで打つのは、
羽生九段の事前準備シナリオ内でしょうか
58手 51% △同玉
57手 51% ▲飛交換
56手 51% △同玉
55手 51% ▲角金交換 5/5:41
54手 51% △玉左 22/4:32
△23歩もあったが千日手模様
53手 50% ▲角打 2
52手 50% △飛打 7/4:54
51手 49% ▲飛打 6/5:48
50手 49% △銀直 9/5:01
▲82角打予防かつ△99角成狙い
49手 47% ▲同桂
48手 47% △同飛 1
47手 47% ▲飛8 2
46手 47% △左桂 4
45手 47% ▲飛中 21/5:56
飛交換から▲82角打を目指す
44手 47% △角打 82/5:15
82分考えて、最善手の藤井王将
想定外の局面を解読できたでしょうか。
43手 47% ▲1垂 23/6:17
AIは▲14歩だったのですが、
それは極めて激しい攻め合いの流れで、
もう少し穏当な攻め合いを目指す羽生九段。
ここで長考する藤井王将、もしこれが
想定外なら羽生九段のこの手は成功。
昼食休憩
42手 49% △2辛抱 26/6:37
ここまでAI通り。この形に誘導した
羽生九段ですが、藤井王将も知ってる模様。
このままAI通りに進めるか、どこかで変化
するか、考えながら進める羽生九段。

41手 49% ▲飛2 2
40手 49% △同歩 2
39手 49% ▲1突
38手 49% △同銀
AI通り同銀。
前例は同歩で、先手有利のキッカケに。
37手 49% ▲角交換 23/6:42
23分考えてAI通りの角交換
36手 49% △銀上 17/7:05
銀で取る準備の藤井王将。
35手 49% ▲端角 15/7:05
角交換で後手角消去を目指す羽生九段
34手 50% △7筋 5/7:22
同一手順なので、
藤井王将も研究している模様
33手 50% ▲飛5 5/7:20
今期順位戦 ▲豊島 △斎藤と同一局面
▲豊島九段の勝利、
羽生九段は研究したのでしょう
32手 50% △角上 1
31手 50% ▲飛浮 5/7:25
30手 50% △角打 1
早々自陣角打の藤井王将ですが、
先手の左桂を狙うこの角がAI推奨
1分で指したので藤井王将は知ってる局面
29手 50% ▲銀上 12/7:30
28手 50% △銀上
27手 50% ▲同桂 1
26手 50% △角交換 6/7:29
25手 50% ▲同飛
羽生九段が挑発しているような
後手に角交換か2筋守るか選ばせています
24手 50% △同歩
23手 50% ▲2突 3/7:43
22手 50% △角道 9/7:35
21手 50% ▲角上 4
後手が角交換しやすい形に
角換わりみたいな相掛かりに進む気配
20手 51% △中住 5/7:44
19手 50% ▲角道 2
18手 51% △飛浮
17手 51% ▲謝歩
16手 51% △同飛
15手 51% ▲同歩
14手 51% △8突 1
13手 51% ▲1筋 4/7:52
この辺りはノータイムで進むのが普段の
相掛かり。こんなに時間をかけるのは、
羽生九段がひねっているから
12手 51% △9筋 8/7:50
変化に8分考えた藤井王将
11手 51% ▲中住 1
飛先歩交換の後に中住が一般的
10手 51% △1筋 2
変化に2分考えた藤井王将
9手 51% ▲1筋
9筋の後に1筋が一般的
8手 51% △銀直
7手 51% ▲銀直
6手 51% △金上
同意した藤井王将
5手 51% ▲金上 1
相掛かりに誘った羽生九段
4手 51% △飛先
3手 51% ▲飛先 2
2手 51% △飛先
1手 51% ▲飛先
皆さん、おはようございます!